エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.819
2020.01.22 更新
文:松野 将太/撮影:松枝 清顕
引き続きVGAクーラーを取り外し、基板の構造をじっくり眺めてみよう。VGAクーラーとバックプレートは別々に取り外せる仕組みになっており、まずVGAクーラーを取り外すことで、バックプレートおよびクーラーフレーム部分のネジにアクセス可能になる。手順さえ守れば分解は容易だ。
まずは背面からネジにアクセスし、VGAクーラーを取り外す。基板を露出させるには、さらにフレームとバックプレートを外す必要がある |
鏡面加工された”MaxContact“のヒートスプレッダにはサーマルグリスが塗布されている。ヒートパイプは計6本だ |
電源回路の直上にあたる部分のヒートシンクには、直接サーマルパッドが貼られていた | VGAクーラーのファンコネクタとLED発光用コネクタ |
フレームとバックプレートを取り外すと基板が露出 |
GeForce RTX 2080と同じ「TU104」のGPUダイが搭載されている |
ビデオメモリはGPUダイの周辺にコの字状に配置。採用チップはMicron Technology製のGDDR6「MT61K256M32JE-14」(D9WCW)。容量は1枚あたり1GB、転送速度は14Gbps |
電源はリファレンスを上回る計12フェーズで、負荷を分散させている。チョークコイルはASUSおなじみのSuper Alloy Choke | iTE製PWMコントローラー「8915FN」 |
PWMコントローラMonolithic Power Systems「MP2888A」 | ファンやLED制御用のコネクタは基板端にまとめて実装 |
基板の背面。実装密度は裏表ともにそれほど高くない。なお、バックプレートの裏にサーマルパッドは貼られていなかった |
VGAクーラーのフレーム。ビデオメモリまわりにサーマルパッドが貼られている | バックプレート。LED発光用のプレートとコネクタが用意されている |