エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.828
2020.02.10 更新
文:松野 将太/撮影:松枝 清顕
キーボードはゲーミングデバイスメーカーのSteelSeries製で、テンキーが用意されているタイプ。日本語配列で、キーピッチは実測16mmほど。ゲーム用途では扱いやすい適度な重さのある打鍵感が印象的だ。とはいえ、本製品はスペースキーやエンターキーの真横にキーが並ぶ、Windowsキーの位置が右側に変更されている(ゲーマーにとっては誤操作の防止になる)といった変則配列を採用している点に注意が必要だろう。段差を設けることでタイプミスを防止するような配慮はなされているが、こうしたタイプのノートPCに慣れていないユーザーは、戸惑うかもしれない。
なお、すべてのキーには個別にLEDが内蔵されており、プリインストールされているユーティリティ「SteelSeries Engine」で発光カラーやパターンを変更できる。マクロキーの設定なども利用できるため、ゲームに活用したいユーザーは通知領域からアクセスしてみるといいだろう。
SteelSeries製の日本語配列キーボード。キーピッチはほとんどのキーで実測16mm。打鍵感は適度な重さや反発があり、WASDキーによるゲーム内での移動なども行いやすい |
ノートPCではありがちだが、一部キーが接近したり、配置が変更されている。WindowsキーがFnキーとAltキーの間にないため、わざわざ無効にしなくてもゲーム中の誤操作をしにくいのはゲーマーとして評価できるポイントだろう。もちろん、「SteelSeries Engine」などから無効化もできる |
テンキーあり、方向キーは一部Fnキーとの同時押しに対応する。なお、最上段のキーはスペースの都合上、他のキーの半分ほどのサイズとなっている |
マルチカラーで発光するLEDを内蔵。「Per-Key RGB」により、それぞれのキーが個別に発光する |
発光箇所はキーの文字部分、および側面。通常時の輝度は高くなく、やや淡めに発光する | キーボード右上の電源キーやファン回転数変更キーは発光しない |
カラー・パターン変更は、専用ユーティリティ「SteelSeries Engine」からアクセス可能。「Aqua」「Drain」など、8種類のパターンを備えている | マクロキーの設定。マクロエディットのほか、Fnキーと組み合わせる際のキーバインドなどを変更できる |
セパレートタイプのタッチパッド。ネットサーフィンなどの普段使いには問題ないが、ゲーム用途での操作性は当然ながらマウスに大きく後れを取るため、別途ゲーミングマウスなどを用意したい |