エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.828
2020.02.10 更新
文:松野 将太/撮影:松枝 清顕
「Dragon Center 2.0」。以前のDragon Centerと異なり、クリエイティブアプリ向けの「Creator Mode」有効化にも対応している |
ここからは、「Alpha 15」を起動して実際の動作をチェックしていく。まずは、専用ユーティリティ「Dragon Center 2.0」の機能を見ていこう。先に述べている通り、“Gaming Modeの有効/無効化”、“Creator Modeの有効/無効化”、“システムのモニタリング”、“パフォーマンスや電源プランの適用”といった用途が存在し、設定可能な項目は多岐にわたる。Gaming Modeの有効化はチェックボックスをオンにするだけで適用されるため、手軽に利用できるだろう。
右上のチェックボックスから「Gaming Mode」を有効化。インストールされている対応ゲームがあれば、「Applied」の欄に自動で表示される |
こちらは「Creator Mode」のタブ。「Photo Director 10」や「Power Director」など、PCにプリインストールされている一部のアプリでも有効化が可能だった |
パフォーマンスプランを変更できる「User Scenario」タブ。工場出荷時の状態はパフォーマンスレベルが最大の“High”、ファンスピード「Auto」となっていた | 「General Settings」タブ。Windowsキーの無効化やバーチャルサラウンド機能「Nahimic」モードの変更、USBポートのLED発光モードの変更などに対応する |
システムモニタリングが可能な「Monitor」タブ。ファンの回転数やCPU使用率、CPU温度、SSD容量などを一画面で監視できる | MSIの「Mystic Light」対応デバイスのLEDを管理できる「Mystic Light」タブ |
他にも、ヘッドフォンを使ったバーチャルサラウンド機能の管理、イコライジングなどが可能な「Nahimic」や、アプリのネットワーク使用を制限してゲームの帯域を確保できる「Killer Control Center」といったユーティリティをプリインストールする。特に「Killer Control Center」は、特定のゲームアプリの通信のみを優先できるため、ネットワーク環境に万全を期すのであれば活用していきたい。
サウンド管理ユーティリティ「Nahimic」。バーチャルサラウンドの適用のほか、音声の明瞭度の変更、バスブースト、高音の強調といった効果をシーンにあわせて付与できる | マイクの雑音抑制、レベル調整といった機能も用意 |
「Killer Control Center」。主にゲーム帯域の優先に活用でき、バックグラウンドのネットワーク通信でオンラインゲームのラグが激しくなるといった事態を防げる。設定しておくことで、安心してゲームに没頭できるだろう |