エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.834
2020.02.25 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Intel Z390チップセットのUSB3.1 Gen.2ポートを使い「HyperDisk」のパフォーマンスを検証する |
製品の概要を把握したところで、ここからは「HyperDisk」のパフォーマンスをチェックしていこう。なおテスト用のPCには、Intel Z390チップセットを採用するASRock「Z390 Extreme4」と、Intel Core i9-9900Kを組み合わせたハイエンド環境を用意。ベンチマークソフトは「AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776」「CrystalDiskMark 7.0.0」「ATTO Disk Benchmark 4.00」の3種類で、「HyperDisk」はチップセットのUSB3.1 Gen.2ポートに接続している。
USB Type-Cポート(画像左)とUSB Type-Aポート(画像右)に搭載した場合では、転送速度に有意な差はなかった。なお以降のテストはすべてUSB Type-Cポートに接続した状態で行っている |
OTG対応のUSB Type-Cポートを搭載していれば、Android端末でも接続するだけで認識される。ちなみにフルHD動画もコマ落ちなく再生することができた |
まずは「AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776」の総合ベンチマークを使い、基本的なパフォーマンスをチェックしていこう。
【AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776:総合ベンチマーク】 |
シーケンシャルアクセスは読込が909MB/sec、書込が853MB/secで、帯域幅10GbpsのUSB3.1 Gen.2と、NVMe M.2 SSDの組み合わせによる効果がしっかりと発揮されている。またランダムアクセスは読込が202MB/sec、書込が297MB/secで、こちらもUSB接続のSSDの中ではトップクラス。ただし、SATA3.0(6Gbps)SSDのハイエンドモデルとの比較ではあと一歩及ばず、総合スコアも919ポイントにとどまった。