エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.834
2020.02.25 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
続いて「CrystalDiskMark 7.0.0」で圧縮率の影響を確認していこう。計測はデータサイズを1GiBに固定。データ形式は圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」と、圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」の2種類を選択して計測を行った。
【デフォルト (ランダム)】 | 【All 0×00 (0Fill)】 |
シーケンシャルアクセス、ランダムアクセスとも大きな差は見られず「HyperDisk」シリーズは圧縮率の影響を受けないSSDであるようだ。そこで、以降のテストは「デフォルト (ランダム)」に絞って行うことにした。
次に「CrystalDiskMark 7.0.0」を使い、データサイズによる性能の違いを中心に確認していこう。なおデータサイズは16MiB、1GiB、64GiBの3種類を選択して検証を行った。
【16MiB(MB/s)】 | 【16MiB(IOPS)】 |
【1GiB(MB/s)】 | 【1GiB(IOPS)】 |
【64GiB(MB/s)】 | 【64GiB(IOPS)】 |
シーケンシャル読込は最高1,042MB/secで、ほぼインターフェイスの限界に近い結果。ランダム読込は最高54,600 IOPSで、SATA3.0(6Gbps)SSDのハイエンドモデルほどではないが、ミドルレンジモデルとは十分に渡り合うことができる。
また読込についてはシーケンシャル・ランダムともほとんどスコアにブレがないのも特徴。サイズの大きい動画データや、最近肥大化が進んでいるゲームデータの保存ドライブとして使う場合には、大いに力を発揮してくれそうだ。
続いて書込を確認するとシーケンシャルは最高986MB/sec、ランダムは最高60,675 IOPSで、ピーク値については読込とほぼ同等。ただし64GiBのランダムアクセスが16MiBの約3分の1に低下するなど、サイズの大きいデータはやや苦手としている。