エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.835
2020.02.27 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
AMDのディスプレイ同期技術「Radeon FreeSync」の設定項目。対応ディスプレイを接続して有効化することで、動きの激しい映像も滑らかに描画してくれる |
レトロゲームをクッキリ表示してくれる「整数スケーリング」がRadeon Softwareにも実装された |
「Adrenalin 2020 Edition」で新しく実装された機能の一つが「整数スケーリング(Integer Display Scaling)」だ。ドット絵調のグラフィックスを鮮明に表示できる機能で、レトロゲームの解像感を向上させることができる。AMDによれば、昨年に「ユーザーから最もリクエストが多かった」機能だという。なお、この機能により描画性能が犠牲になることはない。
「整数スケーリング」を設定で有効化するには、あらかじめグローバル設定で「GPUスケーリング」を有効にする必要がある |
複数台のディスプレイを組み合わせ、1台のディスプレイとして使用できるマルチディスプレイ技術「AMD Eyefinity」もここで有効化できる |
すぐ下には「カスタムカラー」設定も。ディスプレイの色温度や明るさ、色調、コントラストなどを調整できる |
「ストリーミング」タブには配信用の機能が集約されている |
「Adrenalin 2020 Edition」には録画・配信機能のRadeon ReLiveが統合されているが、配信向けに特化したメニューが「ストリーミング」だ。配信したいプラットフォームのアカウントを登録するだけで、別途ソフトウェアを用意することなく手軽にストリーミングが可能になる。また、後述する「AMD Link」を使用すれば、iPhoneやAndroidスマートフォンからも操作可能。パフォーマンス負荷も2~3%と低いため、ストリーミングに興味があるユーザーは試してみよう。
You TubeやTwitchなど、配信に使用するアカウントを登録。ストリーミングのメニューは、プレイ映像と同時に表示・操作することができる |
任意の場所にWebカメラのウインドウなどを配置できる「シーンエディター」 |