エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.837
2020.03.03 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
最近の2-in-1 PCやタブレットPCでは、スリム・軽量化を追求するあまり、インターフェイスが制限されているものが多い。一方、CHUWI「UBook」では、USB Type-Cx1、ヘッドフォンジャックx1、microSDカードx1の定番に加え、2ポートのUSB3.0 Type-Aと、microHDMIを搭載する充実した構成。一般的な用途であれば、USBハブやドッキングステーションを別途用意する必要はないだろう。
「ノートPCモード」時に邪魔にならないよう、主要なインターフェイスは両サイドにまとめられている |
右側面にはACアダプタコネクタ、microHDMI、USB3.0 Type-A、USB Type-Cを搭載。なおUSB Type-Cは残念ながらUSB PDには非対応 | 本体上部の向かって左側には、電源ボタン(左)と音量調整ボタン(右)を実装 |
左側面にはUSB3.0 Type-Aとヘッドフォンジャックを搭載 | 本体上部の向かって右側にはmicroSDカードスロットを実装。ストレージ容量が不足した場合は、サブストレージとして使用するといいだろう |
「タブレットモード」時は、背面に収納できるU字型キックスタンド。単体で使用する際には自立させて、動画の視聴などに便利な「ビューモード」で使える他、別売りの「キーボードドック」を組み合わせれば、ノートPCのような操作やテキスト入力ができる「ノートPCモード」に変形する。さらにスタイラスペン「HiPen H3」を組み合わせれば、液晶ペンタブレット風の簡易お絵かき端末としても利用できる。
スタンドを持ち上げると側面スピーカーが露出。「ビューモード」や「ノートPCモード」では、音がこもらずクリアなサウンドを楽しめる |
開閉角度は0~150°の無段階調整に対応し、深い角度でも自重で動くことはなかった |
動画を視聴する場合は60°前後(画像右)、お絵かき端末として使う場合は150°(画像左)まで思い切って開いて使うのがオススメ |
「キーボードドック」を使えばノートPC風の操作やテキスト入力が可能。ただし膝の上での操作はやや辛く、デスク上での運用がメインになりそうだ |
CHUWI「UBook」と「キーボードドック」は5pinのポゴピンで接続。固定はマグネット式のため持ち運び時に外れてしまう心配はない |
「キーボードドック」にはタッチパッド機能も実装され、別途マウスは不要 |
テンキーレスの英語配列キーボード。主要キーのキーピッチは実測19mmで、一般的なデスクトップPC向けと変わらない |
薄型のため仕方ないが、キー入力時に若干たわむのが気になった。またストロークが実測約1mmと浅いため、快適に入力するにはある程度の慣れが必要になる |
持ち運び時は液晶カバーとしても利用可能。液晶面にはマグネットで張り付き、カバーの開閉でスリープのON/OFFも自動的に行われる |
本体重量は実測807g、「キーボードドック」は実測236gで、一緒に持ち運んでも1kg強で収まる計算だ |
オプションのスタイラスペンは1,024段階の筆圧感知に対応する「HiPen H3」が使用できる |