ドライブベイ：全2段の5.25インチオープンベイ

次にストレージ収納力をチェックする。「Define 7 XL」は、先に検証を行った「Define 7」同様、内部パーツのちょっとした移設により、オープンレイアウトからストレージレイアウトに変更できる。ネーミングからも推察できるように、後者はより多くのストレージが搭載できるレイアウトだが、ここでは出荷時の状態であるオープンレイアウトでの収納力を解説していこう。

まずフロントドアを開くと、上部には5.25インオープンベイが確認できる。主に光学ドライブ用の搭載スペースは近ごろ減少傾向にあり、省略されることも多い。一方で「Define 7 XL」はゆったりとした内部容積も手伝って2段分を確保。従来の主要メディアが現役で活躍できるシステムが構築できるというワケだ。

フロントドア内部のフロントパネルには、2台分の5.25インチオープンベイが姿を現す	フロントパネルを外したシャーシ側の開口部には、プレートがネジ留めされている。使用するには取り外す事になるだろう

ドライブベイ：2.5インチ専用トレイ

CPUクーラーメンテナンスホール下の空きスペースには、2枚の2.5インチ専用トレイが装備されている。マザーボードトレイ背面には、ハンドスクリュー1本で固定され、2.5インチSSDを底面からネジ留め。これまでデッドスペースだった裏配線エリアの一画を有効に活用している。
　なお2.5インチ専用トレイは、ボトムカバー（シュラウド）の天板にも移設が可能。オプション品「SSD tray kit-Type B-Black」（型番：FD-A-BRKT-001）を購入すれば、ストレージ収納力がアップできる。

ドライブベイ：ケージタイプの2.5/3.5インチ共用シャドウベイ

ケージスタイルのシャドウベイユニットは、ボトムカバー（シュラウド）内に2つ装備。各々に2.5/3.5インチドライブが2台搭載できる。専用トレイはスチール製で、ユニットにはハンドスクリューで固定。なおユニット自体はシャーシ底面に4点ネジ留めされ、取り外す事もできる。

ドライブベイ：2.5/3.5インチ対応マルチブラケット

右側面の前方寄り縦列には、2枚のマルチブラケットが標準装備される。このブラケットは本当に”マルチ”で、2.5インチSSDまたは3.5インチHDDの底面固定によるマウントが可能。取り外して内側からトップ面（2台分）や、ボトムカバー（シュラウド）前方部分（1台分）に移設もできる。さらに本格水冷のポンプを固定する台座としても利用できるよう、ネジ穴が設けられている。