エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.838
2020.03.05 更新
文:撮影・エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
フルタワーPCケースともなれば、多くのデバイスが搭載できるとあって、裏配線スペースにはたくさんケーブルが行き交う事になる。これは拡張性の高さの表れでもあるワケだが、無造作に放置すればたちまちサイドパネルに干渉。正常に閉じる事ができなくなってしまう。大型筐体の「Define 7 XL」には、裏配線スペースを中心に、ケーブルマネジメント機構が充実。主要ケーブルを束ねる面ファスナーが5本、10個のゴム製グロメットと計13箇所のスルーホール(うち2箇所は取り外し可能なカバー付き)、さらに16箇所の結束バンド固定用フックが装備されている。
マニュアルにはケーブルマネジメント機構のポイントが詳細に記されていた | ATX12V電源ケーブルや「Nexus+2 Fan Hub」接続用ファンケーブルに便利な上部スルーホール |
ATX24pinケーブル等を通すスルーホールは、グロメット付きに加えフタ付きも装備。マザーボード外寸に合わせて使い分ければいい | 面ファスナーはFractal Designのロゴ入り。出荷時には既に多くのケーブルが束ねられていた |
ボトムカバー上部にもグロメット付きのスルーホールを装備 | 裏配線スペースは公称30mm。ケース幅を有効に活用できている |
ここで付属品を総点検してみたい。「Define 7 XL」の組み込みに必要なネジ類等は小さなアクセサリーボックス、交換用パネル「Ventilated top」および「3.5/2.5インチトレイ」は長方形の茶箱にそれぞれ収められていた。なおネジの種類は「Define 7」と共通。ただし収納力に比例し、同梱数は多くなっている。
Accessory box |
Mounting Screw (M3) (x48) | 3.5” Drive Screw(x36) |
Mounting Screw (6-32)(x20) | Power Supply Screw(x4) |
HDD Dampener(x36) | Cable Tie(x8) |
Standoff Tool(x1) | Additional motherboard standoff(x5) |
5.25 Bracket | 5.25 Blank |
Ventilated top | 3.5/2.5インチトレイ(x2) |
User manual |