エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.843
2020.03.23 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
ここからは、実際に「PG-JU」を動作させ、そのパフォーマンスを各種ベンチマークテストを使用して検証していく。Ryzen 5 3500とB450マザーボード、GeForce GTX 1660グラフィックスカードを組み合わせたコストパフォーマンス志向のゲーミングマシンは、はたして期待通りの実力を見せてくれるだろうか。
最大4.1GHz付近までクロックが上昇していたRyzen 5 3500。マザーボードは、B450チップ搭載のMSI「B450M PRO-VDH MAX」がしっかり認識されていた |
グラフィックスカードはGeForce GTX 1660を搭載、動作クロックは最大で1,860MHzまで上昇している |
唯一のストレージデバイスとして組み込まれている、Samsung「PM981」シリーズの256GBモデル「MZ-VLB2560」。シーケンシャル・ランダム性能ともに公称値を上回る速度をマークしている |
まずは3Dレンダリング系の定番ベンチマークソフト「CINEBENCH R15/R20」を動作させ、CPUの基本性能を確かめてみよう。ミドルクラスの新定番として注目を集める、Ryzen 5 3500のパフォーマンスがシンプルに分かるはずだ。
6コア/6スレッド構成のシリーズ最廉価モデルであるRyzen 5 3500だが、「CINEBENCH R15」のマルチコアテストは1,000cbに迫るスコアをマーク。ミドルクラスのCPUとしては十分な結果で、シングルコアテストも約180cbと健闘。幅広いタスクで活躍できるポテンシャルを備えている。
続いて「CINEBENCH R20」の結果を見ていこう。やはりマルチコアテストは約2,500ptsと優秀で、これはKaby Lake世代のハイエンドモデルCore i7-7700Kを上回るスコアだ。シングルコアテストも449ptsと底力をみせており、ゲームなどのシングルコア性能を求められるタスクへの適性も高い。