エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.847
2020.04.02 更新
文:撮影・pepe
続いて定番の3Dベンチマークテスト「3DMark」による3D描画のパフォーマンスだ。プリセットは、APIにDirectX 11を使用する「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」、DirectX 12を使用する「Time Spy」「Time Spy Extreme」の5種類を選択した。
グラフィックスカードの性能がモノを言うベンチマークだが、フルHD解像度の「Fire Strike」は20,864、2K解像度およびグラフィックス設定がすべて最高設定になる「Fire Strike Extreme」で10,709、マルチグラフィックスをメインターゲットにした4K解像度の「Fire Strike Ultra」で5,710となった。
最新のAPIを使用する「Time Spy」は8,285、4K解像度の「Time Spy Extreme」は3,796となった。DirectX 11およびDirectX 12の両環境共に負荷の高まる高解像度シーンではCPUパワーによって統合スコアを底上げされている。実際のタイトルにも影響されるがフルHD環境であればほとんどの場合性能不足を感じることはないだろう。
実際のゲームを想定したベンチマークとして、「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」のスコアをチェックする。
フルHDではスコア16,065、WQHDではスコア12,424、4K解像度ではスコア6,331を記録した。「ファイナルファンタジーXIV」においては、4K解像度環境では一部フレームレートの落ち込みを避けられないが、フルHD環境であれば高リフレッシュレートのゲーミングディスプレイと合わせて快適なゲームを楽しむことができるだろう。
さらに重量級として知られる「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」におけるベンチマークスコアをチェックしよう。
最高判定であるスコア6,371、「快適」を記録したのはフルHD設定のみとなり、WQHDではスコア4,922の「やや快適」、4Kではスコア3,016の「普通」となっている。4K解像度設定でもゲームプレイは可能だが、安定したフレームレートでプレイする場合はフルHD設定に留めるのが無難だろう。