エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.850
2020.04.08 更新
文:松野 将太/撮影:松枝 清顕
続いて、内部構造と冷却機構を見ていこう。「Premium-Line X570FD-A」のエアフローレイアウトはオーソドックスなもので、前面のデュアルファンおよびボトム部分から吸気し、天面のCPUクーラーと背面のシングルファンで排気する。画像を見れば分かる通り、フロントファン付近には十分なスペースがあることに加え、配線が綺麗に整えられているため、ケース内部に空気がこもる心配はほとんどない。
「Celsius S24」。ラジエターにはホワイトカラーのブレードファンを採用する「Dynamic X2 GP-12」が2基装着されている。 |
Fractal Design製の水冷CPUクーラーである「Celsius S24」は、240mmラジエター採用し、同じくFractal Designのファン「Dynamic X2 GP-12」を2基搭載。500~2,000rpmの速度調整に対応しており、低負荷時の静音動作と、高負荷時のエアフローを最大限に確保するとしている。また、ラジエター部分にファンハブを備えており、これが見栄えのいいケーブルルーティングに一役買っているようだ。こちらも過去にレビューを掲載しているため、詳細についてはそちらを参照いただきたい。
ラジエターは天面のフレームに装着されている。フロントやボトムから取り込んだエアーがケース内に溜まらないよう排気する役割も担う | ラジエターのフィッティング付近にファンハブを備える。スマートにケーブルマネジメントできる利便性の高さが、いかにもFractal Design製品らしい |
フロントにはPCケースに標準付属する2基のファンがそのまま使われている。なお、ケース本体に装着されているファンは、すべて140mmサイズの「Dynamic X2 GP-14」だ。回転数は1,000rpm、ノイズレベルは18.9dBA | 背面にも排気用の「Dynamic X2 GP-14」1基を搭載 |