エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.850
2020.04.08 更新
文:松野 将太/撮影:松枝 清顕
ここからは、実際のゲームに即したベンチマークソフトでのチェックを実施していく。人気のMMO RPGの最新アップデート版「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」の公式ベンチマークテストでは、描画品質を“最高品質”に設定し、1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で計測を実施した。
テスト中の平均フレームレートもあわせて計測しているが、WQHD解像度までは平均100fps程度の非常に快適なゲームプレイが堪能できるようだ。4K解像度では平均おおよそ50fps程度まで落ち込むが、この程度であれば大きなカクつきは感じないため、プレイに支障はないと言える。
人気のハンティングアクションゲーム「モンスターハンターワールド: アイスボーン」ではどうだろうか。解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3パターンで、画質は“最高”を選択。APIはDirectX 12を選択し、ゲーム内の探索モードで一定ルートを移動した際の平均フレームレートと最小フレームレートを「OCAT」で取得している。
本作はDirectX 12対応の極めて高負荷なタイトルだが、フルHD解像度では平均フレームレートがおおよそ75fpsをマークした。最小フレームレートも60fpsを超えており、非常に良好なパフォーマンスを発揮していると言っていいだろう。一方、WQHD解像度や4K解像度では平均フレームレートが60fpsを超えないため、画質をワンランク下げるか、より高性能なグラフィックスカードにアップグレードする必要がある。
続いては人気の競技系シューター「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」での結果も見てみよう。解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3パターンで、画質は“最高”を選択。APIはDirectX 11を選択し、ゲーム内ベンチマークモードを利用して平均フレームレートと最小フレームレートを取得した。
4K解像度・最高画質でも平均フレームレート100fps近くを維持しており、こちらは文句のつけようがない結果と言える。本作や「Apex Legends」などの競技系FPSタイトルをプレイするのであれば、「Premium-Line X570FD-A」の標準構成でも十分なフレームレートが出せるため、あわせてハイリフレッシュレート対応のディスプレイを用意したいところだ。