エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.851
2020.04.10 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
一見するとテンキーレスのミニキーボードにしか見えない「Barocco MD770」。まずはパッケージから取り出した本体を外観からチェックしていこう |
「Barocco MD770」の外形寸法は、幅320mm、奥行き140mm、高さ28~34.5mm。初代の「Barocco MD600」は一般的なキーボードの60%サイズ、ロープロファイルモデルの「Barocco MD650L」は65%サイズであり、レイアウトが拡張された75%サイズの「Barocco MD770」は、シリーズ最大のモデルというワケだ。
しかし大型になりがちな左右分離レイアウトのキーボードとしては、かなりのコンパクトサイズであることは変わらない。フレームも洗練されたスリムなデザインに変更され、目の前にした感覚もこれまでのモデルと同等だ。
そして分離面にフレームを設けないデザインは、「Barocco」シリーズ特有のもの。ジョイント機構こそないものの、その気になればピタリとくっつけて通常のテンキーレスキーボードのように使うこともできる。
シリーズ最大サイズとは言え、左右分離型では極めて小型の部類。重さは約810gで、手に持つと心地よい重量感が伝わってくる |
左右に分かれるキーボードユニット。レイアウトの拡張により、主に縦方向にサイズアップした |
かみ合うようにデザインされた分離面は、あえてフレームを設けない設計。ピタリと接合させれば、何らの違和感もなく通常のキーボードとして入力できるほどだ |
いわゆるステップスカルプチャー構造を採用する、フルハイトのキーキャップ。上下フレームもかなりスリムにデザインされていることが分かる |
キーボードを裏返して底面から観察。左右それぞれのユニットには、四隅に背の低い滑り止めのゴム足が装着されている |
底面から見ると、しっかりかみ合っていることが分かる接合部。右ユニットの底面には、特定キーの入れ替えなどが可能なDIPスイッチが内蔵されている |