エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.851
2020.04.10 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
合計4つのType-Cコネクタをキーボード側に搭載している。PCに接続する際、どのコネクタに何を繋ぐのか確認しておこう |
「Barocco MD770」は、左右のユニットを連結するケーブルと、キーボード本体とPCを接続するためのケーブルを合わせ、2本のケーブルを使用する。イマドキなモデルに相応しく、キーボード側はすべてType-Cコネクタに統一。左右ユニットそれぞれの中央寄りに配置されているコネクタがユニット連結用、右ユニットの右端に搭載されているコネクタがPC接続用だ。
中央寄りに配置されているのが、左右連結用のコネクタ。左右ユニットそれぞれの反対側にもコネクタが搭載されているが、こちらはPC接続用ケーブルを繋ぐためのもの |
これは各種設定用のキーが右側に集中している都合上、左右両方を使用する場合は、右ユニットが親機扱いになるためだ。ただし左右ユニットはそれぞれ単体でPCと接続することが可能であり、左ユニットのみを接続する場合は、左ユニット左端にあるType-CコネクタにPC接続ケーブルを繋ぐことになる。
ちなみに左ユニットのみを接続した場合は、単体ではマクロ設定などができない。両ユニットを接続した状態であらかじめ左ユニットに登録、使用したいレイヤーを選択しておく必要がある。
左右両方を使用する場合は、“親機”である右ユニットにPC接続用ケーブルを繋ぐ。左ユニット単体の場合は左端のコネクタを使用。こちらに接続した場合は、仮に両ユニットを連結しても左端のみ認識する |
フラットなベタ置きスタイルもいいけれど、自分好みの傾斜をつけて使うことも可能。四隅に取り付けが可能な、チルトアップ用のゴム足を活用しよう |
最後に、「Barocco MD770」による快適打鍵をサポートするチルト機構について触れておこう。製品にはチルトアップ用に背の高いゴム足が付属しており、これらを任意の場所に取り付けることで、好みのスタイルで入力が可能になる。
スタンダードな傾斜をつけたい場合は両ユニットの奥側に装着すればよく、中央側に取り付ければテントのような三角傾斜の“テンティングアングル”が完成。両ユニットの手前側を持ち上げる“ネガティブチルトアングル”など、左右分離型ならではのエルゴノミクススタイルを好みで選択できる。
最もスタンダードなのは、やはり両ユニットの奥側を持ち上げるスタイルだろうか。キーボード自体の高さは低めなため、パームレストは必須ではなさそう |
中央寄りに取り付ければ、テント状の“テンティングアングル”で入力できる |
キーボードレイアウトだけでなく、左右ユニットの置き場所や角度も自由にカスタマイズできる点は「Barocco MD770」の大きな魅力だ |