エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.860
2020.04.29 更新
文:撮影・こまめ
「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」の公式ベンチマークソフトでは、解像度を1,920×1,080ドットに設定してテストを行なった。
基本的には最高画質でも平均115.3FPSと十分な結果が出ている。リフレッシュレートを最大の144Hzに近づけるのであれば、画質を多少落とす必要があるだろう。このタイトルであれば画質を落としてまで144Hzに近づける必要はないのだが、処理の重い中量級FPS / TPSでは画質を若干落とすことになるかもしれない。
「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」よりも負荷の高い「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」でもテストを行なった。解像度は1,920×1,080ドットのフルスクリーンに設定している。
高品質でも評価は「快適」で、基本的には問題なくプレイできるだろう。ただしシーンによっては60FPSを下回る可能性がある。最高画質でプレイしてカクつきが気になるようなら、画質を少しずつ落としてみるといい。ほかの重量級タイトルに関しても、同様の処置で対応できるはずだ。
ちなみにベンチマーク中のCPUとGPUの平均温度を計測したところ、CPUは88.3℃、GPUは72.5℃だった。温度のクロックの推移を見るとテスト開始から3分間はサーマルスロットリングのような症状が見られるものの、その後は比較的安定している。CPU温度は瞬間的に90℃を超えることもあるが、概ね85℃前後を推移していた。それなりに高温ではあるものの、パフォーマンスが低下するほどではないだろう。
「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」を30分間実行し続けた際の、CPUクロックとCPU温度、GPU温度の推移 |
「フォートナイト」では解像度を1,920×1,080ドットに設定し、画質プリセットを変更しながら1分間のフレームレートを「Fraps」で計測した。ゲームモードは「ソロ」だ。
最高画質の「エピック」で平均124FPSと優れた結果ではあるが、144Hz (144FPS)に近づけるにはプリセットを「高」に変更する必要がある。プリセットを「中」にまで落とせば確実だが、このタイトルは画質を落とすとターゲットを把握しづらくなるため「高」あたりに留めたほうがいいだろう。