エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.860
2020.04.29 更新
文:撮影・こまめ
「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」では解像度を1,920×1,080ドットに設定し、画質プリセットを変更しながら1分間のフレームレートを「Fraps」で計測している。マップはトレーニングモードで、他プレイヤーが多数存在する状況だ。
カジュアルにプレイするぶんには、最高画質でもOKだ。高リフレッシュレートでプレイするためにFPSを上げるなら画質を落とす必要があるが、プリセットの「中」以降はそれほど変わらない結果だった。このタイトルは画質を下げてもあまり影響がないため、まずは画質をグッと下げてからプレイしてみるといい。
「モンスターハンターワールド:アイスボーン」では解像度を1,920×1,080ドットに設定し、画質プリセットを変更しながら1分間のフレームレートを「Fraps」で計測している。マップは「渡りの凍て地」で、ソロプレイ時の結果だ。
プリセットの最高画質でも平均71.2FPSと、十分快適にプレイできる結果が出ている。多少なめらかな動きで楽しみたいなら、画質を1段階落とせばOKだ。このゲームは特に高いFPSを求められるわけではないので、違和感のない範囲での画質調整をおすすめする。
「GP75 Leopard」はバッテリ消費の大きいゲーミングノートPCでモバイル用途には向かないが、一応バッテリ駆動時間の計測テストを行なった。テストはWindows 10の電源プランを「バランス」に、電源モードを「より良いバッテリ」に変更した状態で「BBench」(10秒ごとのキー入力と60秒ごとのWeb巡回を有効)と、「PCMark 10」の「Battery」でゲーム時の駆動時間を計測する「Gaming」を試している。
Webページの巡回で3時間47分は、意外に長持ちした印象だ。ただし「3DMark」の「Fire Strike」を延々と実行し続ける「PCMark 10」のテストでは1時間3分しかもたなかった。当然と言えば当然なのだが、ゲームをプレイする際には電源アダプタを接続するべきだ。
4月にリリースされた「Core i7-10750H」は前世代の「Core i7-9750H」よりもパフォーマンスが向上しており、ゲームにおいてもその効果が現われている。欲を言えば、さらに同時期に発表された「GeForce RTX 2070 SUPER」を搭載していれば、より高いパフォーマンスを実現できただろう。
しかし「GeForce RTX 2070」を搭載した評価機のベンチマークテストを見ればおわかりのとおり、フルHDで144Hzの高リフレッシュレートを堪能するのに十分なパフォーマンスが出ている。値段と性能のバランスを考えれば、この組み合わせもアリだ。下位モデルで採用されている「GeForce RTX 2060」と120Hz対応ディスプレイの組み合わせも同様に、価格と性能面で絶妙なバランスだと言える。
加えて「SteelSeries」製のゲーミングキーボードや、高いパフォーマンスを支える冷却機構も見逃せない。見た目やパーツ構成に派手さは感じられないが、失敗のない手堅いモデルとしておすすめしたい。
協力:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社