エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.861
2020.05.01 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ここからは編集部に届けられた評価サンプルをパッケージから取り出し、画像によるチェックを進めていこう |
製品の概要を把握したところで、ここからは画像による詳細チェックを進めていこう。今回借り受けた「PX-512M9PG +」は、ヒートシンクを標準装備したM.2 2280フォームファクタモデル。基板デザインは、コントローラ、NANDフラッシュ、キャッシュメモリをすべて表面に配置した片面実装。またヒートシンクは従来のかぶせるタイプから、ボトムカバーにヒートシンクをはめ込むタイプへと変更。サイズ自体もかなり大型化され、冷却性能には期待ができそうだ。
右上にPLEXTORのロゴがデザインされたアルミニウム製ヒートシンクを搭載。その性能については後半のテストセッションで明らかにする |
ボトムカバーには、製品名やシリアルナンバーなどが記載されたシールを貼り付け |
ヒートシンクが大型化された分、全高も9.20mmへと増加。Mini-ITXやNUC、ノートPCなどで使う場合はあらかじめ搭載できるか確認しておこう | ヒートシンクにはライトブルーの熱伝導パッドが貼り付けられ、コントローラやNANDフラッシュを効率的に冷却する |
ヒートシンクを取り外したところ。表面にはコントローラとDRAMキャッシュ、2枚のNANDフラッシュを搭載 |
コントローラはMarvell「88SS1093」の上位に位置づけられる「88SS1092」 |
NANDフラッシュはキオクシア「BiCS4」こと、容量256GBの3D TLC「TH58LJT1T24BAEF」を2枚実装 | DRAMキャッシュはクロック1,866MHz、容量512MBのNANYA製LPDDR3L「NT6CL128M32CM-H1」 |
基板の裏面を確認すると、空きパターンなどもなく完全に片面実装であることがわかる |