エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.868
2020.05.14 更新
文:/撮影・pepe
続いて3Dベンチマークソフト「3DMark」を使い、グラフィックス性能を中心にチェックしていこう。プリセットは、APIにDirectX 11を使用する「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」、DirectX 12を使用する「Time Spy」「Time Spy Extreme」、DirectX Raytracingを使用する「Port Royal」の6種類を選択した。
フルHD解像度の「Fire Strike」は19,468、2K解像度およびグラフィックス設定がすべて最高設定になる「Fire Strike Extreme」で10,231、マルチグラフィックスをメインターゲットにした4K解像度の「Fire Strike Ultra」で5,403となった。グラフィックスカードがメインとなるベンチマークではあるが、CPUとのパワーバランスも良くパフォーマンスを存分に発揮できている。
また「Time Spy」は8,635、4K解像度の「Time Spy Extreme」は4,121で、最新APIを使用した環境でもスコアは非常に高い。さらにDirectX Raytracingを使用する「Port Royal」では5,063となっており、レイトレーシング対応ゲームでも、フルHD解像度であれば十分快適なプレイができるだろう。
人気のMMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」のスコアをチェックしていこう。描画品質は“最高品質”、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3種類で計測を行った。
“非常に快適”判定となる7,000ポイントを軽く超え、フルHDおよびWQHDでは約2倍となるスコアを記録。4K解像度においても6,943と限りなく“非常に快適”判定に近く、「ファイナルファンタジーXIV」においてはすべての解像度、最高設定で快適なゲームプレイを楽しむことができる。
続いて重量級ベンチマークとして知られる「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のスコアをチェックしよう。描画品質は“高品質”で、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3種類で計測を行った。
フルHDではスコア8,973の“快適”、WQHDではスコア6,526の“快適”、4K解像度ではスコア3,806の“普通”という結果となった。今回の評価機ではWQHD解像度でのプレイが無難ではあるが、さらに快適な動作を求める場合はBTOメニューからグラフィックスカードをより上位のモデルにするといいだろう。
続いてFPSタイトルからは、戦国ゲーミングもプレイする「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」のフレームレートをチェックしよう。グラフィックス設定を“ウルトラ”に固定し、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)とした状態でマッチング時のフレームレートを「FPS Monitor」で計測している。
実際のフィールドプレイではないため、やや高めの結果ではあるが、フルHDおよびWQHD解像度における平均フレームレートは高く、高リフレッシュレートディスプレイとの相性も良い。4K解像度での落ち込みは避けられないが、グラフィックスの設定次第では十分プレイできる結果となっている。