エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.879
2020.06.11 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影・pepe
製品の概要を把握したところで、ここからは画像による検証を進めていこう。プラスチック製のはめ込み式筐体を採用する「CG3VW」シリーズ。本体サイズや重量は明らかにされていないが、サンプルを計測したところ、厚さは実測6mm、重量は実測わずか33gだった。2.5インチHDDや、古いSSDを搭載しているノートPCなら、システムの高速化だけでなく、軽量化も期待できる。
プラスチック製の軽量筐体を採用。サイズは実測で、幅約70mm、奥行き約100mm、厚さ約6mm。240GBモデルの表面にはブルーを基調にしたシールが貼り付けられていた |
裏面のシールには型番や、ファームウェア、シリアル番号などが記載 |
標準的なSATAコネクタで、インターフェイスはSATA3.0(6Gbps)に対応する |
480GBモデルは、パッケージと同じくイエローを基調にしたシールが貼り付けられていた |
重量はいずれも約33g。2.5インチHDDと比較すると圧倒的に軽い |
プラスチック製のカバーは合計14個の爪でしっかりと台座に固定 |
続いて、はめ込み式のカバーを外して内部構造をチェックしていこう。CFD「CG3VW」シリーズでは、コントローラのPhison「PS3111-S11T」に、32MBのDDR3Lキャッシュが内蔵されているため、外部のDRAMキャッシュは不要。そのため基板上に実装されている主要パーツは、コントローラと2枚のNANDフラッシュのみというシンプルな構成。基板も実測65×42mmの超コンパクトサイズだ。
基板は2本の爪で台座に固定。カバーにあるPCケース・ノートPC固定用のネジ穴以外に金属製パーツは使用されていない |
基板の表面には、コントローラと2枚のNANDフラッシュを搭載 |
裏面には、主要パーツは実装されず、2枚分のNANDフラッシュ用の空きパターンのみが用意されていた |
SATA3.0(6Gbps)向けエントリーコントローラPhison「PS3111-S11T」 | 240GBのNANDフラッシュは128GBの「HA7AG5KA0A」を2枚搭載 |
480GBモデルでもコントローラは同じPhison「PS3111-S11T」 | NANDフラッシュは256GBの「HA7BG5KAOA」を2枚搭載 |