エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.885
2020.07.04 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
基板スペースが限られるMini-ITXフォームファクタということで、メモリスロットはDDR4x2本に制限される。ただし、32GBの大容量モジュールに対応するため、容量は最大64GBまで増設可能。さらにノイズ信号を大幅に削減した「DDR4 Boost」回路設計により、Intel Z490マザーボードの中でも最高クラスとなる最高5,000MHzの高クロックメモリを正式サポートする。
グラフィックスカードとの干渉を抑えるため、片側ラッチのメモリスロット。デュアルチャネル動作させるためにも、必ず同じ仕様のものを2枚用意しよう |
「CLICK BIOS 5」には800MHzから8,400MHzまでのメモリクロックが用意されていた |
今回は3,600MHzのメモリを使用しているが、XMPプロファイルを読み込むだけで安定動作が可能だった |
ストレージインターフェイスは、SATA3.0(6Gbps)x4に加え、基板の表と裏にそれぞれ「Turbo M.2」を1基ずつ搭載。また表面の「Turbo M.2」には、専用ヒートシンク「M.2 Shield FROZR」を備え、発熱の多いハイエンドSSDを搭載した場合でもサーマルスロットリングを抑制できる。
基板表面にある「Turbo M.2」には、肉厚のアルミニウム製ヒートシンク「M.2 Shield FROZR」を実装 |
インターフェイスはPCI-Express3.0(x4)の他、SATA3.0(6Gbps)にも対応 |
基板裏面にある「Turbo M.2」のインターフェイスはPCI-Express3.0のみ対応する |
SATA3.0(6Gbps)ポートは、PCI-Express3.0(x16)スロットの上に2つ、基板右端の中央に2つの変則的な配置 |
Mini-ITXマザーボードらしく、拡張スロットはPCI-Express3.0(x16)x1のシンプルな構成。また拡張スロットには、重量級のグラフィックスカードを安全に支えるだけでなく、EMI干渉を抑える効果もあるというメタルシールドを施した「PCIe Steel Armor」を採用する。
最近では、Mini-ITX専用ケースにも、大型グラフィックスカードの導入を前提とした製品が増えてきているが、「PCIe Steel Armor」を採用する「MEG Z490I UNIFY」ならスロットが破損する心配はない |