エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.886
2020.07.06 更新
文:松野 将太/撮影:松枝 清顕
拡張スロットはPCI-Express4.0(x16)x2本、PCI-Express3.0(x16)x1本、PCI-Express3.0(x1)x2本と、ATXフォームファクターのマザーボードとしてはオーソドックスな構成。PCI-Express4.0(x16)スロットは、シングルGPUの場合はx16動作、デュアルGPUの場合はそれぞれx8動作となる。マルチグラフィックスはNVIDIAのSLI、AMDの 3-Way CrossFireXに対応。PCI-Express4.0対応のx16スロット2つのみ、金属補強を施したセーフスロット仕様となっている。
拡張スロット。PCI-Express3.0(x1)スロットはx16スロットに挟まれるように配置されている | PCI-Express4.0(x16)接続に対応するx2本のみ、スロットとラッチが金属補強されている |
オーディオ回路には、ASUSおなじみの独自オーディオIC「SupremeFX S1220A」を採用し、ニチコン製プレミアムオーディオコンデンサなど豪華コンポーネントを使用。「S1220A」は、Realtek製の高級オーディオチップ「ALC1220」をベースにしたICであり、音質については定評がある。もちろん、オーディオ回路を分離させた独立設計やノイズ対策も施されており、オンボードながら高品位なオーディオ環境を実現している。
オーディオ回路。ニチコン製オーディオコンデンサや、ASUS製品おなじみの「SupremeFX」など、鉄板の構成だ |
オーディオ回路はメインの基板から分離させることで、デジタルノイズを抑えている |
背面インターフェイス部は、プリマウント型のI/Oシールドを採用。USBポートはType-Cも含め十分な数が用意されており、オーディオ用のUSB Type-C端子を用意するなど、最新製品らしい構成だ。有線LANポートはIntel「i225V」による2.5ギガビット対応で、同じくIntelの「AX200」によるWi-Fi 6無線通信も利用できるなど、ネットワーク面に関しては盤石とも言える機能を備えている。
I/Oシールドはプリマウント型のパネルと一体化している。ここにも「ROGに参加せよ」のプリントが。なお、ROGロゴは「Aura Sync」対応LEDにより発光する |
背面の端子類。Audio用のType-Cポートを備えるのはいかにも今どきの製品という印象 |
付属アンテナを装着した状態。アンテナ形状はブレード状で、ASUS製ルーターのものに似ている |
24ピン電源コネクタ | 電源コネクタ横にはUSB3.2コネクタが配置されている |
ポストコード表示用の液晶パネル |
LEDコネクタは基板の右上隅、下部の二ヵ所にまとめられている。「Aura RGB Strip Header」を2つ、「Addressable Gen 2 header」を2つ、計4つのコネクタを用意 |
I/OコントローラはNuvoton「NCT6798D-R」 | ASMediaのPCI-Expressレーンスイッチチップ「ASM1480」 |
M.2_1スロットの直上にはWinbond製のBIOSチップ「25Q256JWEQ」が配置されていた |
自動オーバークロック制御用のマイクロコントローラ、TPU「KB3724Q D」 | RGB LED制御用の「AURA」コントローラ |
PCI-Expressのスイッチチップ「P13DBS」とリドライバ「P13EQX16」 |
I/Oシールド下のチップ類。ITEの制御チップなどが実装されている |
Audio USB Type-Cポートの専用コントロールチップ「S210」 | 基板背面にもROGロゴとテキストパターンのプリントが施されている |
付属のマニュアルやケーブルなど。このほか、無線LAN用のアンテナも同梱される |