エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.887
2020.07.07 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
さて、それでは早速「Ryzen 3000XT」シリーズのパフォーマンスをチェックしていこう。検証機のマザーボードはAMD X570チップセットのASRock「X570 Taichi」、グラフィックスカードはRadeon RX 5700 XTを搭載するGIGABYTE「Radeon RX 5700 XT GAMING OC 8G」で、メモリにはCFD「W4U3600HX1-8G」(3,600MHz/8GBx2)を、第3世代Ryzenの定格となる3,200MHzに設定してテストを実施。また冷却性能がボトルネックにならないよう、CPUクーラーには360mmラジエターを採用するオールイワン型水冷ユニットFractal Design「Celsius+ S36 Prisma」を使用した。なお今回は比較対象として、Ryzen 9 3900Xでも計測を行っている。
Ryzen 9 3900XTの「タスクマネージャー」。OS上からは24個の論理コアを認識 |
アイドル時は、省電力機能が有効になり3.70GHz前後で動作 |
シングルスレッド処理時はおおむね4.50~4.60GHzで動作。また瞬間的には4.75GHzまでクロックが上昇した | マルチスレッド処理時は4.10~4.125GHzで動作 |
Ryzen 9 3900XTの「Ryzen Master」の初期値。これまでのTDP 105Wモデルと同じく、PPTは142W、TDCは95A、EDCは140Aに設定されていた |
Ryzen 7 3800XTの「タスクマネージャー」。OS上からは16個の論理コアを認識 |
アイドル時の動作クロックは3.80GHz前後で動作 |
シングルスレッド処理時は、Ryzen 9 3900XTより高く4.60GHz~4.70GHzで推移。また瞬間的には4.725GHzまでクロックが上昇した | マルチスレッド処理時は4.10~4.125GHzで動作 |
Ryzen 7 3800XTの「Ryzen Master」の初期値。こちらも、PPTは142W、TDCは95A、EDCは140Aに設定されていた |
Ryzen 5 3600XTの「タスクマネージャー」。OS上からは12個の論理コアを認識 |
アイドル時の動作クロックは3.725GHz前後で動作 |
シングルスレッド処理時は、ブーストクロックを超える4.60GHzで動作 | マルチスレッド処理時は全コア4.175GHzで動作 |
TDP 95WのRyzen 5 3600XTの「Ryzen Master」の初期値。PPTは128W、TDCは80A、EDCは125Aで、TDP 105Wモデルと比較するといずれもやや低めに設定されている |
比較対象として、既存モデルRyzen 9 3900Xでもテストを実施 |
シングルスレッド処理時は4.50GHz前後までクロックが上昇。なお最高値の4.60GHzは今回計測できなかった | マルチスレッド処理時はおおむね4.05~4.10GHzで動作する |
Ryzen 9 3900Xの「Ryzen Master」の初期値。Ryzen 9 3900XTやRyzen 7 3800XTと同じPPT 142W、TDC 95A、EDC 140A |