エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.891
2020.07.18 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
続いて「CrystalDiskMark 7.0.0」でも圧縮率の影響を確認していこう。計測はデータサイズを1GiBに固定。データ形式は圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」と、圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」の2種類を選択して、計測を行った。
【デフォルト (ランダム)】 | 【All 0×00 (0Fill)】 |
「AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776:Compression-Benchmark」でチェックしたシーケンシャルアクセスはもちろん、ランダムアクセスにも有意な差は見られなかった。このことから、Crucial「P5」シリーズは圧縮率の影響のないSSDであると結論づけて良いだろう。なお以降のテストは「デフォルト (ランダム)」に絞って行うことにした。
続いて「CrystalDiskMark 7.0.0」を使い、データサイズによる性能の違いを中心に確認していこう。
【16MiB(MB/s)】 | 【16MiB(IOPS)】 |
【64MiB(MB/s)】 | 【64MiB(IOPS)】 |
【256MiB(MB/s)】 | 【256MiB(IOPS)】 |
【1GiB(MB/s)】 | 【1GiB(IOPS)】 |
【4GiB(MB/s)】 | 【4GiB(IOPS)】 |
【16GiB(MB/s)】 | 【16GiB(IOPS)】 |
【64GiB(MB/s)】 | 【64GiB(IOPS)】 |
まずシーケンシャルアクセスを確認すると、読込が最高3,485MB/sec、書込が最高3,219MB/secで、いずれも公称値を上回る結果。データサイズによる差も最大で100MB/sec弱、約3%とわずかで、データサイズに関係なく常に安定したパフォーマンスが期待できる。
またランダムアクセスについても、読込は最高約434,000 IOPSで公称値を大きく上回る結果。書込も最高約496,000 IOPSでほぼ公称値通り。さらに64GiBでは大きくスコアを落とす製品が多い中、「P5」シリーズではデータサイズによる落ち込みもほとんど見られず、正直「CrystalDiskMark 7.0.0」については、シーケンシャル・ランダムとも文句のつけようがない。