「Ryzen PRO 4000」シリーズのパフォーマンスをチェック
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編集部に届けられた評価サンプルにはCPUクーラーが付属しなかったため、今回はリテールクーラー「Wraith Prism」を使用した
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ここからは早速「Ryzen PRO 4000」シリーズの気になるパフォーマンスをチェックしていこう。検証用のマザーボードはAMD X570チップセットを採用するASRock「X570 Taichi」で、メモリにはCFD「W4U3600HX1-8G」(3,600MHz/8GBx2)を3,200MHz駆動で使用した。また今回は比較対象として、仮想Core i7-10700Kとしても丁度いい、Intel UHD Graphics 630を内蔵するCore i9-9900Kを用意。なおメモリクロックはこちらも3,200MHzに設定して計測をしているため、定格運用よりもやや高めのスコアが出るはずだ。
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Ryzen 7 PRO 4750Gの「タスクマネージャー」。OS上からは合計16基の論理コアを認識。またキャッシュの構成はL2が4MB、L3が8MB
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「CPU-Z 1.92.2」から、L3キャッシュの構成は4MBx2であることがわかる
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シングルスレッド処理時はブーストクロックを超える最高4.450GHzを記録
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マルチスレッド処理時はすべてのコアが4.250~4.275GHzで動作
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Radeon Graphics 8のストリームプロセッサ数は512基、GPUクロックは2,100MHz、メモリクロックはメインメモリを共有しているため3,200MHz
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Ryzen 7 PRO 4750Gの「Ryzen Master」の初期値。CCXは2基で、電力/電圧設定はPPTが88W、TDC(CPU)が65A、EDC(CPU)が95Aに設定されていた
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Ryzen 5 PRO 4650Gの「タスクマネージャー」。OS上からは12個の論理コアを認識し、キャッシュの構成はL2が3MB、L3が8MB
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L3キャッシュの構成については上位モデルであるRyzen 7 PRO 4750Gと同じ4MBx2
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シングルスレッド処理時は、公称ブーストクロック+100MHzの4.30GHzまでクロックが上昇
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マルチスレッド処理時はおおむね4.175~4.200GHzで動作
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Radeon Graphics 7のストリームプロセッサ数は448基、GPUクロックは1,900MHz、メモリクロックは3,200MHz
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Ryzen 5 PRO 4650Gの「Ryzen Master」の初期値。CCXは2基だが、それぞれ1つずつCPUコアが無効化されている。また電圧/電流設定は上位モデルと同じPPTが88W、TDC(CPU)が65A、EDC(CPU)が95Aに設定されていた
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Ryzen 3 PRO 4350Gの「タスクマネージャー」。OS上からは8個の論理コアを認識し、キャッシュの構成はL2が2MB、L3が4MB
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L3キャッシュの構成は4MBであることから、CCXはシングル構成のようだ
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シングルスレッド処理時は、こちらも公称ブーストクロック+100MHzの4.10GHzまでクロックが上昇
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マルチスレッド処理時はおおむね4.075~4.100GHzで推移する
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Radeon Graphics 6のストリームプロセッサ数は384基、GPUクロックは1,700MHz、メモリクロックは3,200MHz
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「Ryzen Master」を確認。「CPU-Z 1.92.2」で予想した通り、CCXの構成はシングルであることが分かる
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比較対象として、内蔵グラフィックスを搭載するCore i9-9900Kでもテストを実施。メモリクロックは3,200MHzに設定しているため、従来より高めのスコアになるはずだ
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シングルスレッド処理時は最高5.00Hz前後までクロックが上昇
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マルチスレッド処理時は全コア4.70GHzで動作
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