エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.895
2020.08.01 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
メモリスロットには、メモリの安定動作を可能にする特殊配線の「DDR4 Boost」を採用。メモリ回路を独立させてノイズを抑制、信号ロスを低減させることで最大4,866MHz動作の高クロック動作を可能にしている。スロット構成はDDR4×4でデュアルチャネルに対応、最大128GBの容量を実装可能だ。
片側ラッチのメモリスロット。CPUソケット側からDIMMA1/DIMMA2/DIMMB1/DIMMB2の順に並んでおり、2枚の場合はDIMMA2/DIMMB2の使用が推奨されている |
「Click BIOS 5」では、1,600~6,000MHzまでのメモリクロック設定が用意されていた |
M.2スロットは、CPU直下のスロットがPCI-Express4.0(x4)対応、下側スロットがPCI-Express3.0(x4)対応という構成。いずれも専用ヒートシンクの「M.2 Shield Frozr」を標準装備、サーマルスロットリングによる性能低下を防ぐことができる。なお下側スロットの「M2_2」は、PCI-Express3.0拡張スロットと排他利用になっている点には注意。NVMe SSDのRAID 0構築も可能だが、拡張カードを同時に組み込む際は気を付けたい。
一番上の「M2_1」がPCI-Express4.0(x4)に対応。最新の高速ストレージを使用できる |
フォームファクタは「M2_1」がM.2 22110、PCI-Express3.0(x4)に対応する下側の「M2_2」はM.2 2280をサポートしている |
両方のスロットにM.2ヒートシンクの「M.2 Shield Frozr」を搭載。片方のネジはヒートシンクから外れないよう工夫されている |
SATA3.0(6Gbps)は6ポートを搭載。こちらは排他利用などの条件はなく、すべてのポートを任意で使用できる |
拡張スロットは、PCI-Express4.0(x16)×1とPCI-Express3.0(x16/x4動作)×1、PCI-Express3.0(x1)×2の計4本を実装。PCI-Express4.0(x16)スロットは装甲仕様の「PCIe Steel Armor」になっており、重量級のグラフィックスカードも不安なく搭載できる。なお、マルチGPUは2-Way AMD CrossFireをサポート、下側のPCI-Express3.0(x16/x4)スロットにも補強が施されているものの、基本的にはグラフィックス1枚挿しが想定されているようだ。
拡張スロットは合計4本を実装、一番上のPCI-Express4.0(x16)スロット(PCI_E1)は装甲仕様だ。下側のPCI-Express3.0(x16/x4動作)スロット(PCI_E3)の方は、M.2との兼ね合いで排他条件が存在する |
昨今のゲーミングマザーボードでは必須の装備になっている、装甲スロットの「PCIe Steel Armor」。アーマー仕様かつ半田接点を強化、重量級カードを搭載した際に破断することを防いでくれる |