エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.898
2020.08.08 更新
文:松野 将太/撮影:松枝 清顕
本製品はベアボーンキットであるため、購入後に使用するためにはメモリおよびストレージを装着しなければならない。「Mini PC PB50」の場合、内部へのアクセスは背面のネジ1本を外し、本体トップカバーをスライドさせるだけと非常に簡単だ。
メモリとストレージを装着するためには、まずCPUクーラーを固定しているネジ2箇所、2.5インチベイのネジ4箇所を外す必要がある。M.2 SSDを使用する場合も、スロットがベイの下に配置されているため、ベイを一旦取り外す作業は必須だ。ちなみに2.5インチサイズのSATA SSDまたはHDDを利用する場合は、付属の専用ケーブルを使用する。
内部にアクセスするには、まず背面のネジ1本を外し、その後トップカバーを前方にずらすだけ |
トップカバーを外した状態。メモリとストレージを取り付ける際には、まずクーラー部分のネジ2箇所と2.5インチベイのネジ4箇所を外す必要あり |
CPUクーラー。ファン付近のネジ2箇所を外すことで、ファンの下にあるメモリスロットにアクセスできる。内蔵ファンはDALTA ELECTRONICS「KSB0705HA-A」だ |
2.5インチベイ。使う場合も使わない場合も、とりあえず本体から取り外す必要がある | 斜めから見ると、スリムな筐体のスペースを巧みに使っていることが分かる |
フロント部分の電源ボタン | ワイヤレスカードはIEEE 802.11ac無線LANとBluetooth 4.2に対応するAzureWave「AW-CB295NF」 |
CPUクーラーそのものを取り外す必要はないが、取り外せばCPUダイを見ることができる |
Radeon RX Vega 10グラフィックスを内蔵するAPU「Ryzen 7 3750H」。ダイの表面にはサーマルグリスが塗布されている |
CPUクーラーと2.5インチベイを取り外した状態。メモリスロットとM.2スロットがそれぞれアクセス可能に | SO-DIMMを装着するメモリスロット。DDR-2400をサポートし、最大容量は32GB(16GB×2)となる |
M.2スロットは2242/2280に対応。配線が必要ないため、スマートに装着できる |
2.5インチSSD/HDDはベイにネジ止めし、専用ケーブルでシステムボードに接続する |
取り付け前に、ケーブル部分は2.5インチベイのホールから出しておこう |
ベイ直下に専用の端子が用意されているため、ケーブルを接続する |
再びベイを本体にネジ止めすれば、取り付け作業は完了だ |
M.2スロットやSATA SSD/HDD固定用のネジが付属する |
取り外した本体トップカバーには特にギミックはない |