エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.900
2020.08.13 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
奇抜な構造物のない、スタンダードな外観のラジエター。こちらもポンプ同様に新しく設計された |
最新シリーズでは、前世代にはエントリー向けにラインナップされていなかった360mmラジエターモデルとして、この「MasterLiquid ML360L V2 ARGB」が投入されることになった。より大型のラジエターを搭載した上位モデルが追加された格好だが、それだけでなく、ラジエター自体にも改良が加えられている。
アルミニウム製のコルゲートフィンは13列を備え、その表面積は前世代から25%も拡大。放熱性がさらに高められた。ちなみにラジエターの外形寸法は幅394mm、奥行き119.6mm、厚み27.2mm。前世代から全体の厚みをほとんど変えることなく(27→27.2mm)、フレームをスリム化することでフィンの大型化を実現している。
Cooler Masterのエントリー向けでは初の360mmラジエター搭載モデル。、全長は400mm以内に収まる程度で、基本的に対応PCケースであれば問題なく組み込めるだろう |
厚みはほぼ従来と変わらないものの、フィンの表面積は25%拡大されている |
ラジエターのシーリング部分。ウォーターブロック同様に特製のEPDMゴムを採用、万が一の液漏れ対策がさらに強化されている |
ゴム製チューブを編み込みファイバーで強化した、直径10.8mmのウォーターチューブ。強度と柔軟性は申し分なく、格安モデルという印象はあまりない |