エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.903
2020.08.21 更新
文:撮影・こまめ
キーボードはテンキーなしの日本語配列だ。キーピッチは実測で19mmと標準的ではあるものの、Enterキー周辺で一部のキーが小さくなっている。またFnキーの位置もキーボード左側ではなく右側だ。問題なく利用できるものの、若干の慣れが必要だろう。特にコーディングなどで「¥」キーや「_」キーを多用する方は注意していただきたい。
Enterキー周辺の配列がやや特殊 | キーボードはバックライトを搭載 |
キーストロークは1.5mmだ。最近の薄型ノートPCはストロークが浅いタイプが多いが、「Modern 14 B4M」は標準的なストロークで手応えがしっかり感じられる。ただし押下圧が低いため、総合的なタイプ感は軽い。打ち下ろすようにタイプするよりも、軽いタッチで入力する人に向いている。
キーストロークは平均1.5mm。ノートPCとしては標準的だが、タイプ感としては軽めだ | ディスプレイを開くとキーボードが持ち上がるリフトアップ機構を採用。手首を自然な角度にキープしたままで作業できる |
タッチパッドはボタン一体型。カーソルの反応はよく、ジェスチャーもキビキビと動作した |
ディスプレイのサイズは14型で、解像度は1,920×1,080ドットだ。モバイル向けとして人気の高い13.3型よりも画面がわずかに大きく、そのぶん文字が読みやすい。ディスプレイの表面は光沢なしのノングレアで映り込みが抑えられているため、長時間作業しても目が疲れにくいだろう。
モバイル向けとしてはやや大きめの14型フルHDディスプレイを搭載 | 左右のベゼルは幅5.3mm、上部は10.2mm。ベゼルが細く、画面周りがスッキリとしている |
映像の色合いはパッと見た感じでは自然だ。写真や動画は違和感なく映し出される。しかしカラーキャリブレーターで色域を計測したところ、sRGBカバー率は62.9%とやや低めの結果だった。クリエイティブ用途で利用する際、色のチェックは色域の高い外付けディスプレイで行なったほうがいい。
画面の明るさは十分なレベル。コントラストが高く文字がハッキリと読める | 視野角が広く、映像を斜めから見ても明るさや色が大きく変わることはない |