エルミタ的「編集部で使ってみた」
2020.08.27 更新
文:撮影・エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
我ながら些かおかしな構成の(簡易)レビューになってきた。だがお構いなしに、ここからは「MM711」の外観デザインをチェックしてみたい。改めてよく見ると、ハニカムシェルは、あくまで機能性に特化されたデザインであり、単なるデザインとしての穴あきは、奇妙に見えてならない。
そもそもホコリの進入をはじめ、事によれば手汗の影響はどうなのかと思うだろう。これに関しては製品サイトに「Dust & Splash Resistant」のアイコンが表示されている通り、回路基板には撥水・防塵コーティングが施されているという。とは言え、エンコーダとスイッチはコーティングにより性能が低下するため、その限りでは無い。完全防水仕様ではないため、水洗いは不可である旨が記載されている。
マット仕上げと光沢仕上げを並べてみる。触り心地など好みの問題だが、筆者は断然マット仕上げを選択するだろう |
真上から眺めると、左右対称形状デザインである事が分かる。上部はハの字の山型になっており、オーソドックスな”マウスらしいマウス”である事に気が付く |
底面。マウスフィート(ソール)は上部と下部左右の3箇所に装着済み。高純度PTEE(テフロン)素材が使用され、軽快な動きをアシストしている |
左右対称形状デザインだが、右利きユーザー向けに2つのサイドボタンを左側に用意 |
別段装備がない右側面。サイドにも穴あきデザインが継承されている |
Cooler Masterのロゴをデザインした六角形よりもやや上が頂上部分。厚さは実測で約38mmだった |
こちらは前部を眺めたところ。左右クリックボタンのちょうど指先部分の高さは実測で約20mm。頂上部分との高低差は約18mmだった |
斜め横から眺めると、左右クリックボタンの指が掛かる部分は急激に傾斜している事が分かる |
膨らみを持たせた手のひら部分のカーブ。あまり難しい事は分からないが、思いのほか質感の良さはお伝えできているのではないだろうか |
こちらは左側面を斜めに見たところ。ちなみに全長は実測で約115mm。幅は最も狭い部分で約51mm、最も広い部分で約62mmだった |
いくら回路基板が撥水・防塵コーティング済みとは言え、やはりホコリの類いは容赦なく進入するだろう。この手の製品を操るには、マウスパッド周辺を清潔にするなど、ある程度の覚悟は必要かもしれない |