エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.907
2020.09.09 更新
文:撮影・エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
左サイドパネルは強化ガラス製。ややスモーク掛かった4mm厚で、ガラス面は実測で幅約365mm、高さ約415mm。左右にはスチール製のプレートが装着されており、後方には背面固定式の脱落しないシャーシ固定用ハンドスクリューが装備されている。
右サイドパネルはスチール製で、下部には実測で幅約345mm、高さ約100mmのスリットを用意。内側からは幅約365mm、高さ約130mmのマグネット固定式防塵フィルタが装着されている。これが「DF600 FLUX」の特徴でもあるグラフィックスカード冷却用ファンの外気取り込み口になっている。なおシャーシへの固定は左サイドパネル同様、脱落しない2本のハンドスクリューが用いられていた。
組み込み後はなかなか見る機会がない、リアパネルをじっくりと確認しておこう。まず上段右側には標準装備品の120mmファンと通気孔、その左手はマザーボードバックパネル用のカット。中段左手にはスリット付きの独立した拡張スロットが積み重なり、最下段を占有している開口部は、電源ユニットの搭載スペースになる。極めてオーソドックスなスタイルで、内部レイアウトが奇をてらう設計ではない事が分かる。
背面にも増して、組み込み後は目にする機会がないボトム面。四隅にはプラスチック製の台座があり、それぞれには滑り止めのゴムが装着されていた。なおゴムのサイズはかなり控え目な実測約20x10mm。台座の設置面積のおよそ4分の1程の大きさしかなくやや心許ない。安定性の確保や十分な滑り止めとしての役割を果たすには、せめて設置面を全てカバーしてほしいところ。ちなみに台座高は実測で約20mmとなり、設置面との空間が確保されている。
その他には、後方にスライド着脱式の防塵フィルタを装備。言うまでもなく、ボトムマウントの電源ユニット内蔵冷却ファンのためのもの。フィルタの奥行きは実測約190mmだった。
防塵フィルタは後方スライド着脱式 | ABS樹脂製の台座はインチネジでシャーシに固定されていた |