エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.912
2020.09.21 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影・pepe
続いて「CrystalDiskMark 7.0.0」を使い、データサイズによる性能の違いを中心に確認していこう。
【16MiB(MB/s)】 | 【16MiB(IOPS)】 |
【64MiB(MB/s)】 | 【64MiB(IOPS)】 |
【256MiB(MB/s)】 | 【256MiB(IOPS)】 |
【1GiB(MB/s)】 | 【1GiB(IOPS)】 |
【4GiB(MB/s)】 | 【4GiB(IOPS)】 |
【16GiB(MB/s)】 | 【16GiB(IOPS)】 |
【64GiB(MB/s)】 | 【64GiB(IOPS)】 |
「デフォルト (ランダム)」では、シーケンシャルアクセスは読込が最高5,011MB/sec、書込が最高4,421MB/secで、いずれも公称値を上回るスコア。またデータサイズによる違いを確認すると、データサイズが極端に小さい16MiBや、極端に大きい64GiBでは読込のスコアが落ち込んでいる。とは言え最低値は3,445MB/secで、PCI-Express3.0(x4)接続の最上位モデルとの比較でも、同等以上のパフォーマンスを発揮する。
次にランダムアクセスを確認すると、読込は最高約697,000 IOPS、書込は約786,000 IOPSで、こちらも公称値を上回るスコア。データサイズが16GiB以上では、書込を中心に落ち込みが見られるものの、一般的な作業でこれほど大容量のデータを使用することは稀。多くのユーザーにとってほとんど影響はないだろう。
「CSSD-M2B2TPG3VNF」:【1GiB(MB/s)】 | 「CSSD-M2B2TPG3VNF」:【1GiB(IOPS)】 |
また完全に同一環境で測定した「PG3VNF」のスコアと比較すると、シーケンシャルアクセスについては読込がほぼ同等、書込はわずかに「PG3VND」が上回る。またランダムアクセスについては、書込がほぼ同等、読込は「PG3VNF」が若干だが高いスコアを記録した。
【16MiB(MB/s)】 | 【16MiB(IOPS)】 |
【64MiB(MB/s)】 | 【64MiB(IOPS)】 |
【256MiB(MB/s)】 | 【256MiB(IOPS)】 |
【1GiB(MB/s)】 | 【1GiB(IOPS)】 |
【4GiB(MB/s)】 | 【4GiB(IOPS)】 |
【16GiB(MB/s)】 | 【16GiB(IOPS)】 |
【64GiB(MB/s)】 | 【64GiB(IOPS)】 |
続いて「All 0×00 (0Fill)」のスコアを確認すると、書込については「デフォルト (ランダム)」からスコアの傾向に極端な違いはなし。一方、読込はシーケンシャルが最高5,548MB/sec、ランダムが最高約934,500 IOPSへと、いずれも大幅にスコアが上昇している。
「CSSD-M2B2TPG3VNF」:【1GiB(MB/s)】 | 「CSSD-M2B2TPG3VNF」:【1GiB(IOPS)】 |
ちなみに全く同じ条件で計測した「PG3VNF」シリーズでは、以前検証を行った「CrystalDiskMark 6.0.2」の時に比べると、下げ幅が小さいものの、シーケンシャル読込はスコアが低下。ランダム読込も約853,000 IOPSまでしか上がらず、圧縮率の高いデータについては全般的に「PG3VND」シリーズの方が得意としているようだ。