エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.915
2020.09.27 更新
文:/撮影・pepe
トップエンドの性能を誇る「AORUS」シリーズでは、以前紹介した240Hz駆動の「AORUS KD25F」を筆頭に多彩なゲーミング機能や、RGBイルミネーション等を搭載している。下位モデルとなる「G」シリーズでは、それらのハイエンド向け機能を簡略化。一方ゲーマーが求める高リフレッシュレート、応答速度、高品質な液晶パネルといった、ゲーミング性能に妥協することなくコストを抑えることで、高価なウルトラワイドのゲーミング液晶も手の届きやすい価格帯で実現しているのがポイントだ。
GIGABYTE「G34WQC」 実勢価格税込約57,970円(2020年9月現在) 製品情報(GIGABYTE TECHNOLOGY) |
「G34WQC」は、アスペクト比21:9のウルトラワイド規格、34型UWQHD(3,440×1,440ドット)解像度、曲率1,500Rのカーブをもつ曲面ゲーミング液晶だ。液晶パネルは高コントラストで応答速度が速いとされるVA方式を採用する。主なスペックは、最大リフレッシュレート144Hz、応答速度1ms(MPRT)、輝度は350 cd/㎡、静的コントラスト3,000:1、VESA DisplayHDR 400に準拠。色深度は8bitで、色域はデジタルシネマ向けのDCI-P3を90%、一般的なデジタルデバイスで広く使用されるsRGBを120%カバーする広色域に対応する。
アスペクト比21:9、曲率1,500Rで圧倒的な没入感を与える「G34WQC」 |
ディスプレイの同期技術は、高リフレッシュレート、スタッタリング等を防止する低フレームレート補正(LFC)、低レイテンシーに対応するAMD「FreeSync Premium」に対応、さらにNVIDIAの「G-SYNC Compatible」にも対応しており、AMDとNVIDIA環境の両方で、対応グラフィックスカードを組み合わせた同期設定が可能となっている。
ゲーミング向け機能は、露出を抑え暗部の明るさとコントラストを持ち上げる「Black Equalizer」、モーションブラーを軽減して視認性を高める「Aim Stabilizer」、練習用のクロスヘアやタイマーなどを表示する「GameAssist」などのおなじみの機能を搭載。そのほか画面のチラつきを抑えるフリッカーフリー技術、目の負担を軽減するブルーライトカット機能も備える。入力インターフェイスは、DisplayPort 1.4×2、HDMI 2.0×2の4系統と豊富だ。