エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.919
2020.10.09 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
「B460GTQ」には、7.1chサラウンドに対応したRealtek「ALC1150」ベースのオーディオ回路が実装されている。S/N比115dBの低ノイズ志向で、物理的に回路を独立させた分離基板の「Hi-Fi Ground」を採用。日本ケミコン製の音響コンデンサ「Hi-Fi Cap」を組み合わせるなど、エントリー向けマザーボードであることを考慮すれば十分に満足できる構成だ。
オーディオチップにRealtek「ALC1150」を採用する「B460GTQ」のオーディオ回路 |
日本ケミコン製の音響コンデンサを実装。裏面からチェックすると、オーディオ回路が基板レベルで分離されていることがよく分かる |
バックパネルインターフェイスは、USBがUSB3.2 Gen.1×4、USB2.0×2の合計6ポート、ネットワークはIntel i219VチップによるギガビットLANを搭載。また、画面出力はDisplayPort×1、HDMI×1、DVI-D×1の3系統、さらにマウス・キーボード用に独立したPS/2ポートも備えている。チップレベルでUSB3.2 Gen.2をサポートしていないこともあり、クラス相応のシンプルな構成だ。
システムの使い勝手に影響するバックパネルには、十分な構成のインターフェイスを用意。最先端ではないものの、エントリーモデルであることを考慮すれば不満はない |
頑丈な補強付きで固定されている一体型のI/Oパネル。RGB LED内蔵のI/Oカバー、さらに電源回路のヒートシンクと一体化している |
画像セッションの締めくくりとして、基板上に実装された各種チップやコネクタ、ピンヘッダなどをチェックしていこう。
LANコネクタとIntel i219Vコントローラの間には、サージ保護のチップが実装されていた | ITE製I/Oコントローラ「IT8625E」 |
ASMedia製のPCI-Expressレーンスイッチチップ「ASM1480」 | Winbond製のBIOS ROM「25Q128JVSQ」 |
COMポート横に実装されていた、BCD Semiconductor製のRS-232ドライバIC「232GG」 |
メモリスロット脇に実装されている、ARGB/RGB LED用ピンヘッダ。ARGB用ヘッダは2系統を備えている | RGB制御用の8bitマイクロプロセッサ、ELAN Microelectronics「eKTF5832」 |
ATX 24pinと8pin電源コネクタ。スタンダードな仕様で、特別なシールドなどは施されていない |