エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.930
2020.11.09 更新
文:撮影・こまめ
「HP ProBook x360 435 G7」は手頃なミドルレンジモデルながらも、本体の外観は洗練された印象だ。天板とパームレストは削り出しアルミによる明るいシルバーで、エッジの立ったシャープなデザインに仕上げられている。表面は梨地加工のようなややザラつきのある心地よい手触り。指紋のあとがほとんど目立たないのはうれしい。
天板とパームレストはアルミ製。天板中央には鏡面仕上げのロゴを配置 | 底面部は樹脂(プラスチック)素材だが安っぽさは感じられなかった |
設置面積は幅308.5×奥行き222.9mmで、A4サイズよりもひと回り大きい。最近は13.3型クラスでもほぼA4サイズのモバイルノートPCが増えてきていることを考えると、「HP ProBook x360 435 G7」は特別小さいわけではない。だがこれは十分な強度を確保するためだろう。特に2-in-1ではヒンジやディスプレイ部分を強固に作る必要がある。小ささよりも堅牢性を重視したビジネス向けモデルと考えれば納得の仕上がりだ。実際のところ堅牢性については、米国国防省が定める米軍調達基準(MIL-STD-810G)や合計2万時間にも及ぶ厳しい耐久テストをクリアしている。壊れにくさはビジネス向けノートPCでは最重要ポイントだと言っていい。
設置面積は幅308.5×奥行き222.9mm。特別小さいわけではないが、従来の13.3型クラスと比べれば標準的な大きさだ |
高さは公称値で17.9mm。実測では18.1mm、底面部のゴム足を含めると19.2mmだった。設置すると多少の厚みを感じるが、そのぶん頑丈に作られている印象を受ける |
非表示領域を含めたベゼル幅は左右7.2mm、上部19.4mm、下部29.6mm。上下がやや太いため、設置面積もやや大きくなっている |
上部ベゼルには顔認証用のIRカメラと盗み見を防ぐプライバシーシャッター付きのWebカメラ。わずかに太めなのは、セキュリティ機能を強化しているためだ |
重量は公称値で1.45kg、実測では1.388kgだった。13.3型クラスとしては数値的にやや重いものの、実際に手で持つと片手でも楽々と扱えた。バランスにかたよりがないので変に力を入れる必要がなく取り回しやすい。モバイル用途でも十分持ち歩ける範囲だと言っていい。
重量は公称値で1.45kg、実測で1.388kgだった。付属の電源アダプターと合わせると1.622kg。特別軽量ではないが、問題なく持ち歩ける範囲だ |
片手でも楽々と持ち上げられる重さ。バランスにかたよりがないので扱いやすい |
インターフェイスは、モバイル向けとしては標準的だ。USB Type-CはUSB PDによる充電に対応しており、30W以上の充電器から充電を行なえる。DP Alt Modeによる映像出力も可能。端子類が足りない場合は、Type-Cハブを活用するといいだろう。
左側面にはセキュリティスロットとUSB3.1(Gen.1) | 右側面はmicroSDカードスロット、ヘッドホン出力、HDMI、USB3.1(Gen.1)、USB3.1(Gen.1) Type-C |