エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.930
2020.11.09 更新
文:撮影・こまめ
RAW画像の現像でよく使われる「Adobe Phoshop Lightroom Classic」についても同様のテストを行なった。テストには「PugetBench V0.92 BETA Lightroom Classic」を利用している。
このテストも、Core i9搭載超ハイスペックPCのスコアを「100」または「1000」としたときの相対値だ。パフォーマンス的には超ハイスペックPCの6割程度だが、GeForce RTXシリーズ搭載ノートPCでも8割程度なのでかなり健闘していると言っていいだろう。小規模なRAW現像であれば、十分活用できるに違いない。
ここまでご覧いただければおわかりのとおり、「HP ProBook x360 435 G7」の魅力はミドルレンジクラスの価格でハイエンドクラスの品質を実現している点だ。本体サイズについてはよりコンパクトでスリムなモデルがあるものの、ボディの質感や堅牢性、強固なセキュリティ機能、そして高いパフォーマンスなどについては、10万円オーバーのハイエンド機にも劣らない。むしろ性能面については大きく上回るほどだ。
これまでビジネス向けのモバイル2-in-1は値段の高さからビジネスエリート向けとされてきた。しかし「HP ProBook x360 435 G7」のリリースによって、多くのビジネスパーソンがモバイル2-in-1を利用するようになるだろう。時節柄対面のミーティングは少ないかもしれないが、状況次第では以前のようにプレゼンや打ち合わせ、営業などを行なう可能性はある。そのときに備えつつ、いまはテレワーク中心で利用するのがおすすめだ。
協力:日本AMD株式会社