エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.935
2020.11.23 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
製品の概要を把握したところで、ここからは編集部に届けられた1TBモデル「PX-1TM8VC+」をパッケージから取り出し、画像による検証を進めていこう。筐体は7mm厚のアルミニウム製で、左上に「PLEXTOR」のロゴがデザインされた、おなじみのデザイン。また表面には傷や汚れが目立たないよう、ヘアライン加工が施されている。
ヘアライン加工を施したアルミニウム製筐体を採用する「M8VC Plus」。トップカバーの左上には「PLEXTOR」のロゴがデザインされている |
ベース部分には、製品の型番やシリアル番号、製造年月などが記載されたシールを貼り付け |
公称重量60gとされている「M8V Plus」シリーズ。しかし、実際に計測したところ約42gしかなく、HDDや古めのSSDを搭載するノートPCなら、パフォーマンス向上だけでなく軽量化の効果も期待できる |
トップカバーは4本のネジでベース部分に固定。なおそのうち1本は「WARRANTY VOID」シールで封印されている |
続いてトップカバーを外し、内部構造を確認していこう。主要コンポーネントは、表面が2枚のNANDフラッシュに加え、1枚のキャッシュメモリとファームウェア用ROM、裏面がコントローラと1枚のキャッシュメモリというシンプルな構成。基板サイズも幅53mm、奥行き50mmとコンパクトに収められている。
基板はベース部分に計3本のネジで固定。幅53mm、奥行き50mmのコンパクトサイズで、フットプリントはベース部分の2分の1以下だ |
基板表面には2枚の3D TLC NANDフラッシュとNANYA製キャッシュ用DRAM「NT5CC256M16ER-EK」(DDR3-1866/512MB)、ファームウェア用ROMを搭載 |
基板裏面はSilicon Motion製コントローラとNANYA製キャッシュ用DRAMのみのシンプルな構成 |
ベースの基板実装部分には絶縁シートが貼り付けられていた |