エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.938
2020.12.01 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは、実際のゲームを想定したベンチマークソフトでのチェックを実施していく。まずは⼈気MMO RPGの最新アップデート版「ファイナルファンタジーXIV: 漆⿊のヴィランズ」の公式ベンチマークテストの結果を確認しよう。
最新アッパーミドルGPUにとっては負荷が軽いようで、フルHD解像度ではGeForce RTX 3070との差は約2%とごくわずか。一方、WQHD解像度では約7%、4K解像度では約10%と負荷が上がるに連れて差が広がっている。とは言え、4K解像度でも最高判定の7,000ポイントを楽にクリアしており、「ファイナルファンタジーXIV︓漆⿊のヴィランズ」クラスのゲームであれば、GeForce RTX 3060 Tiを選択してもパフォーマンスに不満が出ることはないだろう。
続いて、RPGながら重量級ゲームとして知られる「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のスコアをチェックしていこう。
GPUの負荷が大きいこともあり、解像度に関係なくGeForce RTX 3070との差は約11%。また判定はフルHD解像度で“とても快適”、WQHD解像度でも“快適”だが、4K解像度では“やや快適”に落ち込んでしまう。ただしAIを利用した負荷軽減機能「DLSS」を有効にすれば“快適”までスコアを引き上げることができた。
次にタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のベンチマーク結果を確認していこう。APIはVulkan、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、総合品質は“最高”を選択。また計測にはゲームに内蔵されているベンチマークテストを使用した。
比較的ライトなゲームとして知られている「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」。やはりフルHD解像度やWQHD解像度ではGPUへの負荷が軽く、GeForce RTX 3070との差はいずれも約7%に留まる。ただし、負荷が上がる4K解像度では約12%に広がり、やはり高解像度は苦手としているようだ。またフレームレートを確認するとフルHD解像度では、平均455fps、最低359fpsで、まもなく発売が開始されるリフレッシュレート360Hzの液晶ディスプレイでもその性能を最大限に発揮できる。