エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.943
2020.12.14 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは、実際のゲームを想定したベンチマークソフトでのチェックを実施していく。まずは⼈気MMO RPGの最新アップデート版「ファイナルファンタジーXIV: 漆⿊のヴィランズ」の公式ベンチマークテストの結果を確認しよう。
4K解像度でも最高判定となる”非常に快適”の7,000ポイントを楽にクリア、フルHDでは3倍以上の25,000ポイントを超えるスコアをマークした。正直GeForce RTX 3070にとっては負荷が軽すぎるようで、「Founders Edition」との比較では、すべての解像度でスコアは同等。オーバークロックによるメリットは見られなかった。
続いて、RPGながら重量級ゲームとして知られる「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のスコアをチェックしていこう。
判定はフルHD解像度で”非常に快適”、WQHD解像度で”とても快適”、4K解像度では”やや快適”に落ち込むものの、DLSS機能を有効にすれば”快適”判定まで引き上げることができた。このことから「GV-N3070GAMING OC-8GD」を使えば、重量級のゲームとして知られる「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」でも4K解像度までは高画質設定で楽しむことができる。
また「Founders Edition」との比較では、フルHD解像度、WQHD解像度、4K/DLSS解像度ではほとんど差がなし。ただし、4K解像度では3%の差が付き、やはり処理が重くなるにつれてその効果が大きくなることがわかる。
次にタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のベンチマーク結果を確認していこう。APIはVulkan、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、総合品質は“最高”を選択。また計測にはゲームに内蔵されているベンチマークテストを使用した。
フルHD解像度ではスコアが逆転、WQHD解像度ではわずかに「GV-N3070GAMING OC-8GD」が上回るが、いずれもその差は1%未満で誤差の範囲。ただし、4K解像度では2%の差が付き、これまでのテストと同じく、負荷が大きくなるとオーバークロックの効果も高くなる。
またフルHD解像度の平均フレームレートは475fps、最低でも399fpsを維持できており、最近発売が開始された360Hzの超高速リフレッシュレート液晶との組み合わせでも十分そのパフォーマンスを発揮できる。