エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.943
2020.12.14 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
次に人気バトルロイヤルゲーム「フォートナイト」のスコアを確認していこう。解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、グラフィックスクオリティを“最高”、APIはDirectX 12を選択し、DXRは有効・無効の2種類で計測を行った。
DXR無効時のスコアを確認するとフルHD解像度で200fps、WQHD解像度でも130fpsを超え、このクラスの解像度なら高速リフレッシュレートの液晶ディスプレイを用意したい。また4K解像度では60fps後半までスコアが落ち込むものの、DLSSを有効にするとWQHD解像度と同等の130fpsまでパフォーマンスを引き上げることができる。
続いてDXR有効時のスコアを確認するとフレームレートは概ね半分まで低下。高リフレッシュレート液晶を使うならフルHD解像度、またはDLSSを有効にした状態で使用する必要がある。なおオーバークロックの効果は、DXR無効時の4K解像度では約2%スコアが上昇するものの、それ以外は1%未満に留まり、それほど大きくなかった。
協力プレイに特化したFPSゲーム「Wolfenstein: Youngblood」のスコアも確認しておこう。こちらも解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、グラフィックスクオリティは最高品質の“マイン・レーベン!”、ベンチマークテストは“ラボ”を選択し、DXRは有効・無効の2種類で計測を行った。
フルHD解像度のフレームレートはDXR無効時が350fps、有効時が155fps、WQHD解像度でもそれぞれ230fpsと129fpsで、「フォートナイト」と同じく、WQHD解像度までなら高速リフレッシュレートの液晶ディスプレイを組み合わせて使用したい。また4K解像度でもDXR無効時や、DXR有効時でもDLSSを使えば120fpsをクリアしており、4K/120Hzの液晶ディスプレイの運用も現実的な選択肢になる。
次にリアルタイムレイトレーシング機能にいち早く対応した「Battlefield V」のスコアを確認していこう。描画品質は“最高”、解像度はこれまでと同じ1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、DXRは有効。なおフレームレートの計測は、シングルプレイヤーモード「大戦の書」の「最後の虎」で行っている。
これまでのテストに比べてGPUの負荷が高いこともあり、フルHD解像度以外は「GV-N3070GAMING OC-8GD」の方が3~4%高いスコア。オーバークロックの効果はこれまでの中で一番大きくなった。またフレームレートを確認するとフルHD解像度では117.2fps、WQHD解像度でも86.2fpsでマルチプレイでも問題ない。4K解像度では49.1fpsまでスコアが落ち込むが、DLSSを有効にすることで62.7fpsまで引き上げることができる。