エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.950
2021.01.03 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
早速に「Dark Power Pro 12」の本体を取り出して検証を始めたいところ、まずパッケージの巨大さに驚かされる。その外形寸法は、実測で幅418mm、奥行き150mm、高さ250mmというビッグサイズ。ちょっとしたMini-ITXケースくらいの大きさだ。重さは公称で6.8kgもある。
内部には電源ユニット本体のほか、ケーブル各種を詰め合わせたボックスが余裕をもって収まっている。さすがハイエンドモデルらしくケーブルの本数も膨大だが、3段重ねに工夫されたボックス内に分かりやすく格納されていた。
無駄のないシンプルなデザインが好印象なパッケージ。かなり大型の電源ユニットが入っているのだが、その本体が小さく感じるほど、余裕たっぷりな化粧箱に収まっている |
電源ユニットの右側に収められていたケーブル用ボックス。中蓋のようなプレートで仕切られ、ちょうど3段重ねにケーブルが区分けされていた |
そのほか、主電源ケーブルやケーブルタイ、ケーブルクリップ、各種ネジ、さらに「Overclocking key」などが付属している |
PCパーツの中では黒子的な立ち位置の電源ユニットながら、美観も兼ね備えたモデル。アルミ製ハウジングがもたらす質感が素晴らしい |
ここへきて、ようやく「Dark Power Pro 12」の本体を手に取ることができた。先ほどパッケージの巨大さに驚いたばかりだが、続いてその質感に驚かされることになる。ヘアライン仕上げが施された肉厚のアルミ製ハウジングが醸し出す、圧倒的な高級感。1000W超えの高価格帯電源の中でも、ここまでの風格を放つモデルは少ない。実際に計測してみたところ、重さはなんと約2.69kgもあった。
135mm口径の「Silent Wings fan」の上部を覆うのは、可能な限りフレッシュエアを取り込めるようデザインされた、フルメッシュ仕様のファングリル。奥行きは200mmあり、TITANIUM認証モデルの中でも最大級のビッグサイズを誇る。
底面のすべてを開口部としたフルメッシュ仕様。調和のとれたデザインであると同時に、見るからに冷えそうな印象を受ける |
外形寸法は幅150mm、奥行き200mm、高さ86mm。1200Wながら、それ以上の大容量モデルを上回るほどの重量がある |
デザインの美しさと素材の質感が際立つ、シンプルな筐体。トップ面を見ると、サイドウォールの分厚さがよく分かる |
出力表は、TITANIUM認証ロゴや警告文と合わせ、側面に刻印されている |
PCケース外側を向く背面部。格子状のアルミフレームの内側にハニカムメッシュが見える。AC電源口は角型の3pinで、大きめのロッカースイッチを備えている |
PCケース内部に面することになる、フルモジュラー仕様のコネクタ群。12Vレーンが分かりやすく刻印されているほか、コネクタ形状が異なるため挿し間違えることはない |