エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.950
2021.01.03 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
交流電源の入り口にあたる入力部。EMCおよびEMIフィルターを備え、突入電流や高周波ノイズを抑制する設計になっている |
交流を直流に変換(整流)する一次側の整流回路。MOSFETの発熱が大きいため、幅広なヒートシンクの左側に取り付けられている | ヒートシンクの背後には、力率を改善するアクティブPFC回路のコイルを実装。MOSFETはヒートシンクの右側に取り付けられているようだ |
一次側の平滑回路で採用されていたのは、日本ケミコン製の大容量105℃コンデンサだ |
脈流の電圧変動を抑え、安定した直流を作り出す(平滑化する)フルブリッジLLC回路付近。発熱の大きなスイッチング用のMOSFETは、小型のヒートシンクに取り付けられている |
並列で2基搭載されたメイントランス。一般的な1基構成に比べ、より高効率かつ低発熱での動作を実現している |
メイントランスの背後に実装されている、二次側の整流・平滑回路。発熱が大きく高速応答が求められる部位のため、固体コンデンサが採用されている | 12Vから5Vおよび3.3Vを生成するDC-DC変換基板。一次側でACからすべての電圧を変換する場合に比べ、より高効率な動作が可能になる |
大容量コンデンサのすぐ隣に実装されている、スタンバイ用の5VSB回路基板とサブトランス | 5VSB回路基板の後方にあるのが、PFCおよびLLC回路、冷却ファン用の制御基板。2基のMCUが実装されている |
電源ユニットの最奥、ケース内部に向けて実装されているケーブルマネジメント基板。リップルノイズを低減する固体コンデンサが実装されているほか、中央には保護回路が搭載されている |