エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.950
2021.01.03 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
次は同じくストレステスト系から、定番ソフトウェアの「OCCT 7.2.0」をチョイス。CPUとグラフィックカードの両方に強力な負荷がかかる「Power」プリセットを動作させる。なお、先ほど同様に30分間連続でテストを走らせている。
さすがにシステムのフルロードを想定したストレステストだけに、消費電力は最大625W。今回の検証では最も多くの負荷がかかった。
それでテスト結果はというと、フラットそのものなグラフ波形が示すように、極めて安定したものだった。12Vはほぼ常時12.024Vに張り付くように動作しており、それは平均値がピタリ12.024Vな点からも窺える。やはり定格を割り込むシーンはなく、高負荷環境でも揺るがず安定した電力供給が可能なようだ。
続いてはグラフィックス面における強力な負荷をかけ、「Dark Power Pro 12」の挙動を試してみよう。3Dベンチマークソフト「3DMark」から、DirectX 12対応のストレステスト「Time Spy Extreme Stress Test」をチョイス。これまで同様に約30分間動作させ、その際の電圧変動を確かめてみることにした。
CPUにそれほど負荷がかかっていないため、消費電力は最大556Wまで下がった。とはいえ実質容量の半分程度であり、電力変換効率の面では、十分理想な動作環境と言える。
最大・最小値もこれまでとほぼ変わりなく、12Vの電圧変動幅は0.01%程度に留まっている。グラフもテストの切れ目でわずかの変動があるのみ、まったくブレのない挙動を示している。