エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.952
2021.01.11 更新
文:/撮影・pepe
狭額縁仕様でマルチディスプレイでも繋ぎ目が気になりにくい |
組み立てが完成した「Optix MAG272C」の外観をチェックしていこう。真正面から液晶を見ると分かりにくいが、角度を変えてみると1,500Rの湾曲を確かめることができる。上部と左右は狭額縁仕様のベゼルで、フレームと非表示エリアを合わせて約8mm、電源スイッチがある下部は約26mmだ。
写真では緩やかな湾曲に見えるが、実物を目の前にすると画面端に近づくにつれ迫ってくる感覚がある |
背面はMSIのゲーミングバッジをあしらい、スタイリッシュなヘアライン加工が施され、一部ブラックのアクリルで加飾されている。上位モデルではRGBイルミネーション「Mystic Light」が搭載されているが、この「Optix MAG272C」にその機能は無くデザインカットされた通気口のみとなっている。向かって左下にOSD制御用のスイッチ、右側に防犯用のケンジントンロックを備える。
MSIらしさを踏襲した筐体背面のデザイン |
ヘアライン加工とMSIのゲーミングバッジで、廉価モデルにありがちなチープさは全く無い | OSDの制御はジョイスティックタイプの「Naviキー」 |
細身のアームとスタンドながら、十分な強度でしっかりと液晶本体を支えている |
ゲーミングモデルならではのギミックとして、正面向かって左側面には収納式の「ヘッドセットハンガー」を備えている。ヘッドセットは使用していないときに置き場に困りがちだが、そういった悩みも一発解決、デスクトップ環境として見栄えも良くなる。
スイッチ形状の部分を押し込むと、約40mm飛び出す「ヘッドセットハンガー」 |
液晶本体の電源スイッチは液晶下部の右側に位置しているが、その反対の左側にも同様な「G」とマークされたスイッチを搭載している。これはデスクトップアプリ「Gaming OSD」と連動し、各種機能を割り当てられる物理ショートカットキーだ。デフォルトでは「Gaming OSD」の呼び出しが割り当てられているが、プロファイルの切り替えや、特定の機能を素早く呼び出すことができる。
液晶下部、右側は通常の電源スイッチ | 液晶下部、左側に物理ショートカットキーを備える |
アームの角度調整は、画面の前後角度を調整するチルトのみに対応している。またRGBイルミネーション等の機能を搭載していない分、本体重量は電源ユニットを内蔵しながら約5.4kgと軽量で、サイズや重量制限のあるモニターアームの選択肢が広がり、低価格で柔軟な組み合わせを実現できるだろう。
前後画面角度を調整する+20°~-5°のチルト |