エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.959
2021.02.03 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
画像セッションのラストは、「TRI FROZR 2」を取り外したあとの基板を確認していこう |
VGAクーラーだけでなく、基板もMSIオリジナル仕様の「Radeon RX 6800 XT GAMING X TRIO 16G」。電源回路は目視した限り、GPUが12フェーズ、メモリが4フェーズの計16フェーズ構成で、それぞれにヒートシンクを搭載することで高負荷時の安定性を向上。さらにPCI-Express補助電源コネクタ回路や、PCI-Expressスロット用の電源回路には、ヒューズを実装することで信頼性を高めている。
基板のほぼ中央に実装されたRadeon RX 6800 XT。コアアーキテクチャは「RDNA 2」、製造プロセスは7nmで、トランジスタ数は268億 |
GPUコアを囲むように、容量2TB、メモリスピード16GbpsのSamsung製GDDR6「K4ZAF325BM-HC16」を8枚搭載 |
GPU電源回路はMOSFETの冷却を薄型ヒートシンクが、チョークコイルを「TRI FROZR 2」の前方ヒートシンクが行う仕組み |
12フェーズ構成のGPU電源回路。フェーズあたり、1基のMOFSET、1基のフェライトコアチョーク、2基の固体コンデンサを実装 |
メモリ用の4フェーズ電源回路にもヒートシンクを実装。こちらはコンデンサにタンタルコンデンサを採用 |
PCI-Express 8pin補助電源コネクタの下にはそれぞれヒューズを搭載 | 冷却ファン用のコネクタは基板右下に実装 |
「サポートブラケット」やヒートシンクを完全に取り外したところ。全長約290mmの大型基板を採用しているため比較的余裕のある作り。またフェライトコアチョークやコンデンサ類は歪みなく整然と配置され、非常に美しい仕上がりだ |
基板裏面は「グラフェンバックプレート」で完全に保護されている |
「グラフェンバックプレート」のイルミネーションバーのLEDは、実際には基板上に実装されていた | GPUコアやメモリ、電源回路部分には厚手のサーマルパッドを備え、裏面からも放熱をサポートする |