エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.959
2021.02.03 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは、実際のゲームを想定したゲームベンチマークやゲームソフトでのチェックを実施していく。まずは⼈気MMO RPGの最新バーション「ファイナルファンタジーXIV: 漆⿊のヴィランズ」の公式ベンチマークテストの結果を確認しよう。
フルHD解像度やWQHD解像度では、最高判定“非常に快適”となる7,000ポイントの3倍以上のスコアを獲得しており、最高画質でも高リフレッシュレート液晶でゲームを楽しむことができる。さらに4K解像度でもダブルスコアの14,000ポイントに近いスコアで、画質に一切妥協する必要はない。なお「Rage Mode」の効果は最高でも1.5%とわずかだが、すべての解像度で「Default」をしっかりと上回ることができている。
RPGゲームながら非常に負荷が高いことで知られる「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」ベンチマークの結果を確認していこう。
フルHD解像度では最高判定“非常に快適”となる12,000ポイントを大きく上回るスコア。WQHD解像度でも上から2番目となる“とても快適”で、ここまでの解像度なら高リフレッシュレートな液晶ディスプレイも十分視野に入ってくる。さらに4K解像度でも上から3番目となる“快適”判定で、最も一般的な60Hzの液晶ディスプレイとの組み合わせなら存分にその力を発揮してくれることだろう。また「Rage Mode」の効果はフルHD解像度では2%以上と効果が大きいものの、それ以外はいずれも1%未満にとどまった。
次にタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のベンチマーク結果を確認していこう。APIはVulkanで、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類、総合品質は“最高”を選択した。なお計測にはゲームに内蔵されているベンチマークテストを使用している。
比較的負荷が軽く、高フレームレートが狙いやすいタイトルだが、4K解像度でも約270fps、WQHD解像度では約480fps、フルHD解像度では610fpsに達し、最近発売が開始された360Hzの超高リフレッシュレート液晶ディスプレイとの組み合わせにも十分対応できるパフォーマンスを発揮する。また「Rage Mode」では、いずれの解像度でもフレームレートが上昇。その差は大きくないものの、シューター系のゲームではわずかな差で勝負が決まることも少なくない。基本的には有効にした状態でゲームをプレイするのがいいだろう。