エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.959
2021.02.03 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
APIにVulkanを使用する、協力プレイに特化したFPSゲーム「Wolfenstein: Youngblood」のスコアも確認しておこう。こちらも解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、グラフィックスクオリティは最高品質の“マイン・レーベン!”、ベンチマークテストは“ラボ”を選択した。
フルHD解像度やWQHD解像度ではいずれも300fpsを超え、「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」と同様、超高リフレッシュレートな液晶ディスプレイとの組み合わせがオススメだ。また4K解像度でも165fpsをマークしており、最近安くなってきた4K/120Hzの液晶ディスプレイの能力を最大限に引き出すことができる。ただし、このゲームで使用できるレイトレーシング機能はNVIDIA GeForce RTXシリーズ専用のため、Radeon RX 6000シリーズでは利用できないのは残念だ。
次に人気バトルロイヤルゲーム「フォートナイト」のスコアを確認していこう。解像度はこれまでと同じ1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、グラフィックスクオリティを“最高”、APIはDirectX 12を選択し、レイトレーシング機能を有効にした状態でも計測を実施した。
基本的に画質よりもフレームレートが重要になるゲームということで、多くのユーザーが敢えて画質を落としてプレイしていることだろう。しかし「Radeon RX 6800 XT GAMING X TRIO 16G」であれば、最高画質でもフルHD解像度なら260fps超え、WQHD解像度でも195fpsを超えるフレームレートを叩き出し、画質に全く妥協することなく高リフレッシュレート液晶に対応する。また4K解像度でも現在主流になっている60Hzパネルなら最高画質で、120Hzパネルでも若干の画質調整でクリアできる。
一方、レイトレーシング機能を有効にすると一気にスコアが低下。正直フルHD解像度でもマルチプレイは難しく、「フォートナイト」ではレイトレーシング機能は無効にしたほうがいいだろう。
リアルタイムレイトレーシング機能にいち早く対応した「Battlefield V」でもチェックを進めていこう。描画品質は“最高”、解像度はこれまでと同じ1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、DXRは有効にした状態で計測を実施。なおゲームモードは、シングルプレイヤーモード「大戦の書」の「最後の虎」を選択した。
4K解像度では約46fpsに留まり、マルチプレイモードでゲームをするなら画質は調整する必要がある。一方、WQHD解像度では約90fps、フルHD解像度では約120fpsまでスコアが上昇し、最高画質でもマルチプレイが快適に動作する。特にフルHD解像度では最近安くなっている144Hzクラスの液晶ディスプレイと組み合わせるのも面白い。またこれまでのゲームベンチマークと同じく「Rage Mode」では確実にフレームレートが上昇。システムが不安定になることもなかったことから、基本的には有効にした状態でいいだろう。