エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.962
2021.02.12 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
「Z590 Steel Legend」には、Realtek製オーディオチップ「ALC897」をベースにした、7.1chサラウンド対応のオーディオ回路が搭載されている。デジタル回路のノイズ混入を抑えるため基板レベルで独立した構造で、コンデンサには「ニチコン製音響用コンデンサ」を採用。さらにサウンドユーティリティ「Nahimic」をサポートし、再生する音楽に合わせた最適なプリセット設定や、ゲーム中の音の方向を知らせてくれる「サウンドトラッカー」などの機能を備える。
Realtek製オーディオチップ「ALC897」をベースにしたオーディオ回路。フロントピンヘッダには腐食に強い金メッキピンを採用 |
デジタルノイズの混入を防ぐため、メイン基板からは独立した設計になっている |
オーディオ回路の設計についてはほぼ完成しており、「Z490 Steel Legend」でも搭載チップが異なるだけで大きな違いはない |
フレキシブルに可動する「統合型I/Oシールド」を備えるバックパネルインターフェイス部。ネットワークは高速な2.5ギガビットLANで、インターフェイスはUSB3.2 Gen.2 Type-Ax1、USB3.2 Gen.2 Type-Cx1、USB3.2 Gen.1 Type-Ax2、USB2.0x2、DisplayPortx1、HDMIx1、オーディオ端子x5、光オーディオ端子x1を備える。
基板と同じデジタル迷彩パターンをデザインした「統合型I/Oシールド」。またワイヤレスアンテナ用のホールも用意され、別途Wi-Fiカードを購入すれば簡単に無線LAN機能を追加できる |
インターフェイスを保護するI/OカバーにはアドレサブルRGB LEDのイルミネーション機能を搭載 |
2.5ギガビットLANのコントローラチップにはRealtek「RTL8125BG」を採用 |
「Z490 Steel Legend」のバックパネルインターフェイスとI/Oカバー。デザインは若干異なっているが、その構造や実装するインターフェイスに大きな違いはなかった |
その他、基板上に実装されたコネクタや、チップ類をまとめてチェックしていこう。
フロントUSB Type-Cピンヘッダは帯域幅20GbpsのUSB3.2 Gen.2×2に対応 | ATX 24pinコネクタにも「Hi-Density Power Connector」を採用 |
LED用のピンヘッダは5V/3pin ARGB、12V/4pin RGBとも各2基ずつ搭載 |
I/OコントローラはPCI-Express3.0(x4/x16形状)スロットの下に実装 | LED制御用のNuvoton「NUC121ZX2」とBIOS ROMはいずれも基板右下に実装 |