エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.966
2021.02.23 更新
文:藤田 忠/撮影:松枝 清顕
「3DMark」を利用したベンチマークの最後は、APIにDirect X11を使用する「Fire Strike」のスコアを確認していこう。テストプリセットは解像度1,920×1,080ドットの「Fire Strike」、2,560×1,440ドッドの「Fire Strike Extreme」、3,840×2,160ドットの「Fire Strike Ultra」で計測を行っている。
スコアは4K解像度の「Fire Strike Ultra」でも10,000ポイント超えと優秀で、フレームレートもGraphics test1で58.89fpsと良好なパフォーマンスを発揮している。Radeon RX 6000シリーズはDirect X11 APIに強いのもあるが、ゲームによっては4Kゲーミングを楽しむことができるだろう。当然、オーバークロック時もしっかりと性能を伸ばしている。
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークとゲームタイトルを使って性能を確認していこう。まずは人気MMORPG「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ」の公式ベンチマークを最高画質品質で実行してみた。
1,920×1,080ドット(フルHD)、2,560×1,440ドッド(WQHD)、3,840×2,160ドット(4K)の3種類の解像度いずれも、”非常に快適”となる7,000ポイントを余裕で超えており、4K解像度でも11,000ポイントを超えた。ベンチマーク中の平均フレームレートも4K解像度で79.17fpsと60fpsを超えており、フルHD、WQHDでは144Hz駆動のゲーミング液晶と組み合わせた滑らかな描画でのプレイや、エフェクトが飛び交うアライアンスレイド戦を快適にプレイすることができるだろう。
2本目は負荷が高いアクションPRG「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」の公式ベンチマーク(Ver 1.3)を高画質品質で実行して、性能を確認していこう。
最高判定の”非常に快適”となる12,000ポイントオーバーを記録したのは、フルHDのみになるが、WQHD、4Kも快適判定のスコアなので安心だ。また、4K解像度はオーバークロック時のスコアの伸びが良く、フルHD、WQHDでは4.5%程度だが、4Kでは6%程度アップしている。高負荷時はクロックアップの効果大だ。