エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.968
2021.02.28 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは、実際のゲームを想定したゲームベンチマークやゲームソフトでのチェックを実施していく。まずは⼈気MMO RPGの最新ベンチマークソフト「ファイナルファンタジーXIV: 漆⿊のヴィランズ」の結果を確認しよう。グラフィックス設定は“最⾼品質”で、フルHD、WQHD、4Kの解像度で計測を⾏っている。
最近のグラフィックスカードにとってはやや軽めのゲームということもあり、4K解像度でも最高判定“非常に快適”となる7,000ポイントをクリア。さらにWQHD解像度ではダブルスコア、フルHD解像度ではトリプルスコアで上回る会心の結果。特にフルHD解像度ではフレームレートも約150fpsに達し、最近価格の下がっているリフレッシュレート144Hzクラスの液晶ディスプレイとの組み合わせがオススメだ。
続いて、RPGゲームながら非常に負荷が高いことで知られる「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」ベンチマークの結果を確認していこう。描画品質は“⾼品質”で、解像度はこちらもフルHD、WQHD、4Kの3種類。なお4K解像度ではDLSSを有効にした状態でも計測を行っている。
フルHD解像度では上から2番目の判定となる“とても快適”、WQHD解像度でも判定は“快適”で、ここまでの解像度であれば高画質設定でも全くストレスなくゲームを楽しむことができる。また4K解像度では、WQHD解像度の6割弱までスコアが低下し、判定も“普通”止まり。ただし、DLSSを有効化すると一気にスコアが回復。判定も“やや快適”まで引き上げられ、多少の画質調整で快適にゲームを遊ぶことができるようになる。
次にタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のベンチマーク結果を確認していこう。APIはVulkanで、解像度はこれまでと同じ3種類、総合品質は“最高”を選択した。なお計測にはゲームに内蔵されているベンチマークテストを使用している。
もともと高フレームレートが狙いやすいタイトルということもあり、4K解像度でも140fps超え、フルHD解像度では384fpsを記録。現行最速となる360Hzリフレッシュレートの超高速液晶ディスプレイと組み合わせた場合でも、その能力を存分に発揮することができる。